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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

亀梨和也、不遇を乗り越え『事故物件』が大ヒット…個性派俳優としての活躍に期待大

亀梨和也

 山下智久と共に、未成年女子を含んだ女性3人との飲み会に参加し、ジャニーズ事務所から厳重注意処分を受けた「KAT-TUN」の亀梨和也。スキャンダルを受け、人気の下降が危惧されるなか、主演映画『事故物件 恐い間取り』がコロナ禍にもかかわらず大ヒットを記録し、観客動員数を増やし続けている。

 「低予算で製作された、いわゆるB級ホラー映画で、まさかヒットするとは思っていなかったんですが、観客動員数は累計約200万人。興行収入も20億円超と現在も記録を更新中です。早くもパート2の製作が決定しましたが、亀梨は、ホラーもこなせる個性派俳優として再ブレークしたといえるでしょう」(映画ライター)

 亀梨といえば、16年、映画やドラマで共演した女優・深田恭子との熱愛が発覚。亀梨が婚約指輪を用意したという情報が流れ、結婚秒読みだと言われていたが、昨年1月、深田と年商200億円の不動産会社会長との熱愛をスポーツ紙が報道。亀梨との破局が明らかになった。

 その後、昨年4月期にはドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)で女優・二階堂ふみとW主演したが、平均視聴率は6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と惨憺たる数字だった。

 「このドラマは、12年に放送された故・竹内結子さんの代表作ドラマ『ストロベリーナイト』をキャストとスタッフを替えてリメイクしたものでしたが、期待に反して大ゴケでした」(ドラマ関係者)

 他方、プロ野球の大ファンであることを公言している亀梨は、ジャニーズ事務所の力で日本テレビ系スポーツ番組『Going! Sports&News』のキャスターを長年務めているが、ここでも存在感を発揮できているとは言い難かった。

「今年に入って、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、テレビ局が番組製作ができず、枠を埋めるために過去の人気ドラマを放送しましたが、そこで、日テレが放送したドラマ『野ブタ。をプロデュース』が高視聴率をマークしました」(前同)

 『野ブタ。』は、亀梨と山下が共演、若かりし頃の堀北真希、戸田恵梨香らが出演した学園ドラマで、今回の高視聴率を受けてか、放送から15年目にして初めてBlu-ray化されることが決定した。

 そうして再び脚光を浴びた矢先に、冒頭の飲み会スキャンダルが発覚。もっとも、亀梨自身は飲み会終了後、すぐに帰宅したというが、山下が現役女子高生をお持ち帰りし、ホテルで8時間過ごしたことが明らかになり、山下は一定期間の芸能活動自粛処分を、亀梨も厳重注意処分を受けた。

「KAT-TUNメンバーの相次ぐ脱退に加えて、深田恭子と破局して以降、やることなすことうまくいっていなかった亀梨ですが、今回の『事故物件』のヒットでやっとツキが戻ってきたようです。そもそも周囲の多くが認める人格者で努力家。アイドルとしての人気はピークを超えたでしょうが、30半ばになり、役者としても脂が乗ってくることですし、今後はますます注目です」(某女性週刊誌記者)

 『事故物件』は、主演を務める亀梨がスキャンダルでダメージを負いながら、関係者も驚くヒットを記録。しかも、コロナ対策で映画館の座席数が減少されたなかとあって、快挙といえる記録だ。

「B級のホラー映画ですが、監督は映画『リング』で世界的に名を馳せた中田秀夫監督で、脚本はいま話題のブラジリィー・アン・山田氏。スタッフは一流なんです」(前出の映画ライター)

 未成年女子との飲酒でミソをつけた亀梨の再ブレークに注目したい。

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2020/10/14 15:06
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