『フリースタイルティーチャー』フィメール勢の大反撃! 紺野ぶるま、カミナリたくみの「枕営業」発言にガチギレ
#フリースタイルティーチャー
9月30日放送『フリースタイルティーチャー』(テレビ朝日系)で感じたのはフィメール勢の強さだ。今回行われたのは、紺野ぶるま(ティーチャー:TKda黒ぶち) VS カミナリ・石田たくみ(ティーチャー:DOTAMA)、ゆりやんレトリィバァ(ティーチャー:輪入道) VS レイザーラモンRG(ティーチャー:KEN THE 390)という2つのバトルだった。
「枕営業」「ただの女」アウトな発言にガチギレするぶるま
第1試合は、ぶるま VS たくみ。この一戦を振り返るには、1stシーズンで行われた両者のバトルを振り返る必要がある。あのとき、たくみはぶるまにこんなことを言い放った。
「ていうか ラップ好きのイメージが全くねぇのに
フリースタイルティーチャーに出てる理由がさっぱり分かんねぇ
お前 やってたよな 前の番組の前説 おそらくそれの癒着
お前がやってんのは 枕営業
ブルマちらつかせてる お前に明日はねぇぞ」
今回のバトルの前、ぶるまは以下のような決意表明を口にしている。
「(前回は)芸人としても人間としても舐められてるなって内容だったので、それはラップで言われたからラップで言い返そうって決めてきました」
ずっと根に持っていたぶるま。先攻の彼女は、溜めに溜めていた思いの丈をぶち撒けた。
「テメェ 今日 言いてぇ事あんだよ よく聞きな
前回 言ってくれたな『枕営業』 そんな事実どこにもねぇだろ? おい
女が仕事決まったらすぐ枕とかほざくようなダサい男だと思わなかったぜ
残念だぜ ここでしとけよ 観念だぜ」
ぶるまの顔が完全に般若の表情になっている。目がマジ、ガチギレだ。たくみも「お前なんてそこら辺のミジンコ 木っ端微塵に踏んじまうぞ 韻と一緒」「お前 ピンポイント 今日の服装なんか未亡人っぽいぞ」と見事な押韻で返していくが、ぶるまの本気の前ではただの意地悪に聴こえてしまう。決して上手ではないが、熱量でぶるまがたくみを食っている。熱くてカッコ良くてフェミニストとしてもバッチリなぶるまのほうに票を入れたくなってしまうのは当然である。こういう形でぶるまが覚醒するとは。
一方のたくみは、1stバトルとあまり代わり映えしていない。目に見えるほどの進化が感じられないのだ。さらに前回の「枕営業」に続き、今回も「ただの女」とアウトな発言を繰り出し、今度はそこをぶるまに突っ込まれてしまった。この構図だと、男尊女卑に立ち向かうぶるまに感情移入したくなるし、ヒール気質のたくみには票が入りづらい。結果は2-1でぶるまの勝利に終わった。まさに、下剋上! こういう展開が見たかった。「家にはラッパーのCDでいっぱい」とアピールするたくみより、激情とともに強いメッセージをぶっ放すぶるまのほうが遥かにHIP HOPに見えた。勝敗が決した瞬間、「マジで!?」とショックを受けるDOTAMAの表情は印象的だったな……。
たくみに同情するとすれば、審査員の中でたくみに対するハードルはかなり高くなってしまっている。ディフェンディングチャンピオン、いわば彼は迎え撃つ立場だ。負けたたくみの落ち込んだ表情と言ったらなかった。バトルに立ち向かうラッパーは、メンタルの強さが大事ということ。そう考えると、『フリースタイルダンジョン』のモンスターたちはつくづく凄かった。
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