多部未華子のキャリアにさらなる不安? NHKドラマ騒動の前に起きていたもうひとつの降板劇
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主演ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)がヒットし、女優としての評価もうなぎのぼりな多部未華子。そんな矢先に報じられた、NHKのドラマ降板騒動が波紋を呼んだことは記憶に新しい。
来年4月放送予定だった『これは経費で落ちません!』の続編は、今年10月から撮影開始のはずだったが、直前になって多部サイドより降板の申し出があったという。前作が19年夏に放送され好評だったため、続編が決まっていた本作。多部サイドは「続編を作るなら同じキャストとスタッフでやりたい」と伝えていたが、一部キャストの変更があったため、結局は頓挫ということになったのだ。
「ここで『わたナギ』ヒットの流れに乗るためには、次回作はかなり肝になる。『これは経費で落ちません!』続編だったら、前作の評判がめちゃくちゃ良かったので失敗のしようもない。女優としての評価をあげる絶好の流れが来ているんだから、キャストの変更くらいは受け入れたほうが良かったんじゃないかと思うんですけどね……」(中堅芸能事務所関係者)
『わたナギ』ブームの流れに乗りたい多部の次の作品は、10月から公開される映画『空に住む』になるが、実はこの映画も密かに降板劇が起こっていたのだという。
「『空に住む』の制作は2014年の段階で発表されていました。その時、監督は『ジョゼと虎と魚たち』などで知られる犬童一心、脚本は『そこのみにて光輝く』の高田亮が担当すると発表されていたんですが、どうも製作過程で行き違いが生じたようで2人とも降板してしまったんです。主演女優も多部未華子ではなく、別の方が想定されていましたが、全部お流れに。結局、監督・脚本を青山真治が務めることになりましたが、制作発表から6年もたってますから、企画自体が古ぼけてしまった感も否めない」(劇場関係者)
『空に住む』はEXILEや三代目J SOUL BROTHERSなどのヒット曲をてがける作詞家・小竹正人の小説家デビュー作を原作にした作品。キャストはEXILEの岩田剛典、大森南朋、柄本明と豪華な面々が名を連ねているが、どうも前評はふるわない様子。
「そもそも原作小説が拙いので、映像化してもイマイチ……って感じでしたね。年頃の女性の心の機微を描きたかったんでしょうが、うまくいってなかった。犬童監督も降りちゃったし、代わりに駆り出された青山監督もかなり苦労して撮ったという噂を聞きましたよ。多部さんは岩田さんとのラブシーンもあって、背中だけですが脱いでもいるんですが、それもあまり効果的な演出になっていなくて脱ぎ損な感じ。『わたナギ』が良かっただけに、次の作品がこれじゃ微妙かも(苦笑)」(映画ライター)
実力は申し分ないが、どうにも作品に恵まれない多部。それでも同世代の女性からの好感度は高く、CMオファーも増えているといった話も聞こえてくる。『わたナギ』に次ぐ当たり役がくることに期待したい。
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