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伊勢谷友介に突撃した迷惑系YouTuberは芸人志望だった!? 過去には『R−1ぐらんぷり』にも出場…

伊勢谷友介に突撃した迷惑系YouTuberは芸人志望だった!?  過去には『R−1』にも出場…の画像1
伊勢谷容疑者もさすがにびっくりしていた。

 最近、『迷惑系YouTuber』というワードをよく聞く。スーパーで購入前の刺身を食べたり、新型コロナウイルスをばらまく動画がニュースになった『へずまりゅう』は記憶に新しい。そして今、新たな迷惑系YouTuberがクローズアップされている。俳優・伊勢谷友介さんの保釈時にメントスコーラを差し出した男のことだ。

 単刀直入に言うと、筆者はこの迷惑系YouTuberと何度か仕事をした。なんなら彼の夢に少しだけ付き合ったことがあるのだ。

 ネット上では名前が明らかになっているので無駄なことではあるが、あえて名前は書かない。YouTuber「A」ということにする。なぜなら名前を書けば検索され、AのYouTubeにたどり着き、動画が再生され収入がUPする。それが迷惑系YouTuberの収益モデルだからだ。筆者はAを批判も擁護もするつもりはないが、彼の再生数が上がると気分の悪い人も多いだろう。だから伏せておく。

 筆者がAと初めて会ったのは4年前ぐらいだろうか。当時のAは、迷惑系YouTuberという感じでは決してなかった。どちらかといえば、『物申す系』と呼ばれるジャンル。人気のYouTuberや芸能人に因縁をつけたり、バカにしたり、時には喧嘩をふっかける。特に、人気YouTuberのフィッシャーズに執拗にからみ、魚民と呼ばれるファンと衝突するのは日常茶飯事。もともと炎上することで成長する過激なスタイルだった。

 だが、印象的だったのは、Aは自身のスタイルを『物申す系』ではないと主張していたことだ。Aはあくまで『いじり系YouTuber』を自称していた。その呼び名へのこだわりは、彼の夢を聞いて少し理解できた。Aはお笑い芸人に憧れを抱いていたのである。

 筆者が会った頃のAは、そのスタイルでやり続けることに限界を感じ始めていたのか、自身がMCとなり、後輩YouTuberのトークをモニタリングするような、テレビバラエティ的な企画を試していた。それだけでも芸人志向な一面がうかがい知れるが、その後、彼のあるチャレンジを聞いて驚いた。なんと、『R−1ぐらんぷり』に出場するというのである。

『R−1ぐらんぷり』は、ピン芸人のNo.1決定戦。過去に、ほっしゃん。、博多華丸、ハリウッドザコシショウ、じゅんいちダビッドソン、霜降り明星 粗品などが優勝したお笑いの賞レースである。4年前の時点で、この大会にYouTuberが参戦するのはかなり珍しかったのではないだろうか。AはYouTuber初のお笑いビッグタイトル獲得に燃えていた。

 肝心のネタは、自身の顔がサンドウィッチマン富沢さんに似ていることを題材にした漫談だった。笑えたかどうかの評価はここではしないが、1回戦を突破したものの、2回戦で落ちたと記憶している。とにかく当時のAは少なくとも、今よりもっと健全なエンターテインメントを目指していたのは間違いのないことである。

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