ジャニーズJr.闇スロットで“即刻クビ”に同情の声「キャリアアップできない」三十路アイドルのジレンマ
#ジャニーズ #宇宙Six
「文春オンライン」で闇スロット通いをすっぱ抜かれたジャニーズJr.の山本亮太が、10月1日付けでジャニーズ事務所との専属契約を解除された。山本は19年間ジャニーズJr.として活動、「宇宙Six」というJr.内ユニットのメンバーとしてステージに立っていた。
「『文春オンライン』の報道が出たのは2日ですが、山本は1日付けで契約解除になっていた。ということは、文春オンラインに事務所が直撃された時点で、即刻クビが決まったんでしょう。今回は『賭博罪』という法に触れる行為のため、情状酌量の余地もなかったということでしょうが、それにしても迅速すぎる対応だなとも思います。なぜなら、山本に謝罪の機会も与えてやらなかったから。ファンがいる商売ですから、クビになるにしろ、最後の謝罪文くらい出してあげてもよかったように思います」(芸能記者)
もちろん、闇スロットはれっきとした違法行為。同情の余地はないが、ジャニーズで19年間働いてきた結末がこのような形では、あまりに虚しいと言わざるを得ない。かつて、ジャニーズでスタッフとして勤務していたA氏はこのように語る。
「山本は30歳ですが、この年齢までジャニーズJr.として粘ってしまうと、続けても地獄、辞めても地獄みたいなところがあるように思う(苦笑)。年齢的にデビューはほぼ無理ですし、完全にキャリアが頭打ち。ここで選べる進路は何パターンかあって、ひとつはマネージャーに転身すること。ジャニーズのマネージャーの中には、もともとJr.だったという人間もいます。しかし、山本はジャニーズファンの間では顔が知られた存在なので、マネージャーに移行するのはなかなか難しい。もうひとつは、舞台俳優に転身すること。ただこれも、全員が全員うまくいくわけじゃない……。別の芸能事務所では、引退したタレントに対して経営している飲食店や、提携している会社に再就職させる親切な会社もあるみたいですけど、ジャニーズはそうしたことはほとんどやっていません」
世間的には、30代に差し掛かるとキャリアの重要なターニングポイントをむかえる人も増えてくる。しかし、ジャニーズの場合、年齢や勤続年数に関係なくデビューできなければ永遠に「ジャニーズJr.」のままだ。
「これはジャニーズだけでなく芸能の仕事全般的に言えますが、明確な『出世』というのがない世界なので、モチベーションを保つのも難しいですよね。舞台俳優や振付師に転身できるJr.もいるけれど、結局デビューできず退所する人が大半ですから。山本も休みの日は朝から晩までパチスロに入り浸っていたというけど、仕事が充実してたら少しは違ったんじゃないかと思ってしまう」(前出・A氏)
華々しいステージの裏では、夢半ばで涙を吞む者も少なくない。しかし、彼らもジャニーズを支えてきた功労者だ。ステージを優先して学業を諦めるものも少なくなく、30歳から一般企業へ転職しようと思ってもなかなか厳しい。こうした人材をただ切り捨てるのではなく、日本屈指の一大エンタメ企業の責任として、セカンドキャリアをバックアップするような施策が必要なのではないだろうか。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事