コロナ禍のJリーグ、川崎フロンターレが強すぎて完全に白けモード
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新型コロナウイルス感染拡大の影響により長らく中断、無観客での開催、観客数を限定しての開催……2020年のJリーグはとにかく異例のことだらけだが、そんなことはどこ吹く風で、川崎フロンターレが首位街道を完全に独走。あまりの強さに、関係者からは「空気を読んで」との声もあがっている。
2017年に悲願のJ1初優勝を果たすと、2018年も連覇を果たした川崎。3連覇こそ逃したものの、2020年は猛烈な勢いで勝ち星を重ね、その勢いは止まる雰囲気がまったくない。開幕戦こそ引き分けだったものの、その後10連勝し(リーグ新記録)、1敗1分けを挟んで、現在7連勝中。優勝チームの勝利数は例年20勝前後だが、約6割を消化した時点ですでに17勝を上げている。
「独走する川崎は、試合内容も圧倒的です。攻撃陣が1試合あたり3点を取る破壊力を持つ一方で守備も堅く、失点はリーグ最少。J1だけでなく、他のカップ戦でも好調を維持しており、まさに盤石です。2位のセレッソ大阪とは勝ち点差が11まであいており、3日の直接対決で川崎が勝てば、その差は14。過去最大の逆転劇が勝ち点14差ですから、ほぼ優勝は決まりでしょう」(フリーのスポーツライター)
川崎ファンにとっては、この上なく痛快な2020年だが、今年はコロナ禍の特殊なシーズン。“なんとか一丸となって、この危機を乗り越えよう”というのが関係者の総意だが、その思いも川崎の強さの前に儚くも崩れ去ってしまっている。
「今年のJ1は、およそ4カ月の中断の末に7月に再開しましたが、当初は無観客。その後、5000人を上限にして再開しましたが、観客が上限の半分も入らないチームもあり、各チームとも大幅な入場料収入減に悩まされて青息吐息です。先日、ようやく上限が緩和されましたが、川崎の独走で優勝争いの面白みはなく、今シーズンは降格もないため、中位~下位チームのモチベーションはゼロ。関係者の間には『今シーズンはもういいや』という空気が漂っています」(週刊誌のスポーツ担当記者)
こうなると3日のセレッソ大阪vs川崎フロンターレ戦は、今後に望みを繋ぐ天王山。セレッソが本拠地で意地を見せられるか、注目のカードになりそうだ。
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