城田優、ナベプロ退所に舞台関係者から心配の声──親友の死と演劇冬の時代をどう乗り越えるのか
10月1日、俳優の城田優がワタナベエンターテイメントとの専属契約が満了したことを発表。今後もナベプロのマネージャーがつき、サポート関係は続くというが、事実上独立といった形になりそうだ。
「城田は父親が日テレの番組を手がける放送作家だったこともあり、デビュー当時からドラマやバラエティなどにゴリ押しされていましたが、メインを張れる器には育たなかった。しかし、ミュージカル仕事を地道に続けたおかげで、4~5年前から舞台俳優として開花した。デビューが早かった分、苦労した時間も長かったでしょうが、ミュージカル界では欠かせぬ存在に成長しました」(中堅芸能事務所関係者)
ミュージカル俳優として成長する過程で、友情が深まっていったのが先日急死した三浦春馬だった。城田は交友関係が広く、ミュージシャンからK-POPアイドルまで、多くの友人との付き合いがあったが、三浦は特別だったという。
「三浦春馬さんもミュージカルに力を入れていたので、そこにシンパシーを感じていたようですね。日本のミュージカル業界を盛り上げたいという共通の思いもあって、いつか舞台で共演できたらといった話もしていたそうです。しかし、その夢も叶うことなく三浦さんは亡くなってしまった。城田さんの喪失感は大きいはずです」(演劇関係者)
城田と三浦が底上げに尽力したミュージカルの世界も、新型コロナウイルスの影響が暗い影を落としている。
「演劇・ミュージカルはどんどん企画が潰れていってます。城田さんは年に1度は必ずミュージカル公演に出演していましたが、来年以降どうなるか正直わからない。11月には新作ミュージカル『NINE』が控えていますが、今後コロナ感染者が爆発的に増えれば、中止を余儀なくされる可能性もあり、非常に不安定な状態です。城田さんのメンタル面が心配ですね」(同)
こうしたつらい状況の中、独立という決断をくだした城田。前途多難にも見えるが、ミュージカル俳優としてのさらなる飛躍に期待したい。
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