キングオブコント、さまぁ~ず三村の違和感ある審査は「松本にハマるかどうかの大会」にしないために必要か?
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ジャルジャルの悲願の優勝で幕を閉じた『キングオブコント2020』(TBS系)。その一方で、さまぁ~ず・三村マサカズの審査について批判的な声も聞こえてくる。
「三村さんは、以前からかなり“主観的”な点数をつけていて、ほかの審査員とギャップが出ることも多かったんですよね」(構成作家)
今回の三村の審査で、特にネット上などで槍玉に挙げられているのが、ニッポンの社長に対する点数だ。ほかの4人の審査員は90点以上をつけていたが、三村の点数は86点。ここで仮に三村が90点以上をつけていれば、ニッポンの社長の最終決戦進出もあり得たのだ。
さらに、最終決戦で三村は、3組すべてに90点をつけている。もはや審査する気がない“適当な採点”なのではないかとも批判された。
「三村さんの点数が、ほかの4人とちょっと異なるのは事実。でも、現在のキングオブコントの審査に一定の“基準”はなく、主観的に審査するしかないので、これはまったく問題ない。むしろ、審査員5人がすべて同じ感覚で点数をつけていたら、誰か1人が審査すればいいだけになってしまう。いろいろな意見があったほうがいいという審査システムである以上、三村さんの点数は正当なものです。三村さんのような審査員がいないと、単純に“松本人志にハマるかどうか”の大会になってしまう」(同)
大会スタート時は、準決勝進出芸人たちが審査していたキングオブコントだが、2015年から松本人志、さまぁ~ず、バナナマンの5人が審査員を担当。現在は、この形で定着している。一方で、審査員問題についてはそろそろ見直す時期なのではないかと、テレビ局関係者は話す。
「多様な見方で審査をするというのなら、そもそも同じコンビの2人を入れる必要はないとも言える。なので、さまぁ~ずから1人、バナナマンから1人にして、東京03の飯塚やロバート秋山など、過去の大会の優勝者を審査員として迎え入れるというのも一つの手でしょうね。特に、現役でコントを作り続けている芸人の視点があれば、だいぶ変わってくると思います。あるいは、単純に審査員を増やすというのもアリでしょう」
漫才日本一を決める『M-1グランプリ』でも、中川家礼二、サンドウィッチマン富澤など、過去の優勝者が審査員を務めている。
「お笑いは、日々アップデートしていくものなので、出場者と比較的世代が近い審査員がいたほうが、より新しい笑いが評価されやすくなる。出場者が若返っていくのに、審査員がそのままというのはあまり好ましくない。キングオブコントについても、三村さんの審査の是非はともかく、全体的に審査員を刷新する時期なのかもしれません」(前出・テレビ局関係者)
お笑い第7世代の台頭で、確実に世代交代が進んでいるお笑い界。必然的に審査員たちの世代交代も迫られているのではないだろうか。
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