橋下徹、『グッとラック!』新レギュラー就任で“玉川徹攻撃”は焦りの裏返しか
#橋下徹 #グッとラック!
「コメンテーターとしては打倒、『モーニングショー』玉川徹!」
TBS系『グッとラック!』の月曜新レギュラーとなった橋下徹・元大阪市長は初日の9月28日、同時間帯のテレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』でコメンテーターを務める玉川徹氏に宣戦布告した。
この発言はメディアを喜ばせ、さっそくネットニュースで報じられることとなったが、「橋下氏の焦りの裏返しでしょう」と解説するのは日本維新の会関係者だ。
玉川氏といえば、テレビ朝日正社員ながら、歯に衣着せぬ発言で人気を博し、今や彼の発言は瞬く間にネットニュースで取り上げられるほど。PCR検査を盛んに推進しており、感染者数に注目すべきではないとの考えの橋下氏にはさんざん噛みつかれてきた。
「議論を戦わせることが好きな橋下氏としては、数字を持っている玉川氏に絡むことで目立てると思ったのでしょう。事実、こうした手法が受け、コロナ関連ではワイドショーに引っ張りだことなり、『グッとラック!』のレギュラーの話も舞い込んだ。ただ橋下氏は羽鳥氏やテレ朝とはちょっとした因縁があります。橋下氏が2015年12月をもって政界を引退後、初めて冠番組を持ったのがテレ朝の『橋下×羽鳥の番組』。橋下氏お得意の討論番組でしたが、視聴率が振るわず1年半で打ち切りとなっており、その意趣返しの意味もあるのでは」(テレ朝関係者)
ただ焦りはそれだけではないようだ。前出の維新関係者が言う。
「菅義偉首相とかねてから付き合いのあった橋下氏は、新内閣の件でもワイドショーは重宝しました。橋下氏が閣僚入りするのではとの噂も出ましたが、実のところ、ハレーションが大きすぎるとの理由から、菅氏の頭の中には橋下氏起用はなかったようです。橋下氏は、どんどん番組のレギュラー化が決まり、収入は増える一方ですが、契約の問題でがんじがらめになり、政界復帰のタイミングを逃すばかり。フジテレビ『日曜報道 THE PRIME』が9月までの契約だったので、本来はこのタイミングがベストでした」
11月、橋下氏悲願の大阪都構想住民投票が再び行われるが、吉村洋文大阪府知事の人気もあって、賛成多数となり実現する見通しだ。
「5年前は”アンチ橋下”票が多く否決されたため、今回はあえて橋下氏の存在を隠すように地味に活動しています。これで都構想が実現すれば、橋下氏がいない方がスムーズに事が進むことになってしまう。橋下氏が今、玉川氏に絡むなどして躍起になっているのは、政治家として忘れ去られることへの焦りでしょう」(同前)
そこで政治部デスクが続ける。
「元宮崎県知事の東国原英夫氏、元長野県知事の田中康夫氏が、今や政界復帰の芽がなくなったように、政治家がテレビの世界に入るとどんどん牙が削がれてしまうんです。橋下氏は5年も離れているので感覚も鈍っているはず。橋下チルドレンといわれて国会議員となった維新議員も3回生。次第に国会での立ち回り方もわかってきて『橋下さんに来られても困る』と語る議員もいます。橋下氏が国会議員になるタイミングは総理を目指す時でしょうが、今の維新の勢力では無理。菅政権が短命で終われば、もう、その芽はなくなるかもしれません」
まだ51歳で若々しい橋下氏だが、テレビタレントのままでいた方が、国のためになるのかもしれない?
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