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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 草彅剛主演映画の監督に物議

草彅剛主演『ミッドナイトスワン』好評も監督の発言に物議「SNSでインテリ気取りが議論するだけ」

内田監督の真意は? 娯楽と言い切ることで蔑ろにするもの

「内田監督は社会問題をただ扱うだけの映画は多くの観客に観てもらうのは難しいから、娯楽映画を作って、そこを入り口に社会問題を考えるきっかけにしてほしいというニュアンスを伝えたかったのかなと。それは理解できるのですが、『インテリ気取りが~』なんて言い方をしなくてもよかった気もします。この言い方だと色々と誤解を生むでしょう。

 映画が世に出た以上、批判・批評の俎上にのるのは当然のことなので、『娯楽映画だから』なんて言い方をして批評から逃げたらダメだと思いますしね。本当に『多くの人に観てほしい』なら、なおのことです。本作は概ね好意的な感想が多いので、監督がツイッターで余計なことを言うとかえって作品の邪魔になるんじゃないかな」(配給会社関係者)

『ジョーカー』や『パラサイト 半地下の家族』といった、近年のアカデミー賞を獲得した作品は社会問題を内包しつつも、極上のエンターテインメントとして多くの人々に受け入れられている。セクシュアル・マイノリティの問題を扱いながらも露悪的に娯楽と言い切ることは、問題をサバイブする当事者たちの物語を蔑ろにしてしまう可能性もある。今回は監督が多くを語らないことが、作品と受け取った観客のためになりそうだ。

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にっかんさいぞー

最終更新:2020/09/30 17:38
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