オードリー若林が語る「セカンドの7番」論と“ダウンタウン病”から蘇生した芸人たち「全員負けてから始まる」
#ダウンタウン #東野幸治 #若林正恭 #テレビ日記
東野幸治「ダウンタウン病が治ってきた人から、仕事が増えていってるんですよ」
こんなオードリー・若林の「セカンドの7番」発言を「ゲストがちょっと気になるトピックス」として取り上げていたのが、27日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)だ。なお、この日は松本人志が夏休み。代わりに出演していたのはアンジャッシュの児嶋一哉である。
若林の発言に関し、まずは東野幸治が語り始める。
「ダウンタウン病っていう、はしかがあるんですよ」
かつてダウンタウンがデビューし世の中で認知され始めたころ、後輩芸人はみなダウンタウンのマネをし始めた。あのアンタッチャブルのザキヤマこと山崎弘也も、口数少なくボソッとボケる松本人志のような”引き芸”をやっていた時期があった。
「僕らそれを全員経てる。全員1回負けてから始まるんですよ」
ダウンタウンになろうとみんなが思う。けれど、なれない自分にみんなが気づく。歴然とした力の差を痛感した後で、さて、自分の芸風をどのように修正していくか。独自のポジションをいかに開拓していくか。東野は付け加える。
「ダウンタウン病が治ってきた人から、仕事が増えていってるんですよ」
かつてはトガッたネタをやっていたことがあるというオードリーだが、若林の「セカンドの7番」というポジションも、「ダウンタウン病」を治癒した後にたどり着いた場所なのかもしれない。
もちろん、ダウンタウン以降の芸人すべてがダウンタウンを意識していたわけではないだろう。「ダウンタウン病」の深刻な罹患者は30代ぐらいまでで、いわゆる”第7世代”に括られる芸人、中でも20代の面々はダウンタウンの磁場の範囲外にいるようにも思う。ダウンタウンとの距離感を戦略的に演出しているようなシーンも垣間見える。「ダウンタウン病」に罹患していないというスタンスをとることが、テレビでは新世代の登場を印象づけるひとつの方策になっているようにも見える。
そういえば、22日の『バナナサンド』(TBS系)に”第8世代”を自称する芸人が出演し、漫才を披露していた。コンビ名は「梨とりんご」。その正体はとんねるずの木梨憲武と、ハイヒール・リンゴだ。ネタを終えた木梨は冗談めかして言う。
「どうしても漫才とか、第8世代としてやっていきたいんで」
今回の出演、出演者にも知らされていないサプライズだったようだ。今後は、『演芸図鑑』(NHK総合)や『笑点』(日本テレビ系)への出演を控えているという。
なるほど、最新の“第8世代”は自由だ。
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