菅内閣はスキャンダル対策で新鮮味のない連中を選んだものの、古傷が次々に暴かれることに?
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
さて、新潮が、うつ病の原因はウイルスだったということがわかったと報じている。詳しくは新潮を読んでいただくとして、今年6月、東京慈恵会医大の研究チームが、「体内の『ヒトヘルペスウイルス』が唾液を介して口から鼻に逆流し、脳に感染すると特定のたんぱく質が作られることを発見した。
さらに、このたんぱく質を持つ人が、持たない人に比べて12倍以上もうつ病に罹りやすいという結果も得られたのである」(新潮)
現在うつ病で医療機関にかかっている患者は全国で100万人以上だそうだ。朗報である。検診でその人がストレスへの耐性があるかどうかという実用化は、すぐにでもできるそうだが、防ぐ薬の開発はなかなか難しいようだ。
うつにならないためにやるべきことは、バランスのいい食事、適度な運動、十分な睡眠だそうである。
お次は半沢直樹について2本。ドラマは好調のまま最終回を迎えた。
だが、三菱UFJ銀行には半沢淳一常務というのがいて、次の頭取有力候補だと文春が報じている。同期に原作者である池井戸潤がいる。来年4月に頭取交代といわれるそうだ。
新潮では、半沢の第8話が、収録が間に合わないという前代未聞のトラブルで、当日、「緊急生放送」をやったが、これはプロデューサーが初回に脚本を手掛けた谷津弘幸を続編で外したことが原因だと報じている。
監督の福澤克雄も脚本には厳しく、どこかで不協和音が生じたのではないかと見られているようだ。そのため、今回は若手が数十人起用されたが、ほとんどが脱落。耐えたのはわずか数人だという。
ちなみに、ドラマの中で繰り出される名セリフ「おしまいDEATH!」などは、俳優たちのアドリブから生まれたものだそうだ。
ところでマルチ商法の「ジャパンライフ」の山口隆祥がようやく逮捕された。新潮によれば、昨年4月には山口の自宅など12都県30カ所の一斉捜索が済んでいたのに、ここまで延びたのは、安倍首相が退任するのを待っていたのではないかと報じている。
山口は、安倍主催の「桜を見る会」にも安倍枠で招待されていて、そのことを吹聴して勧誘していたのだ。菅首相は、これについて説明する義務があるはずだ。
「ジャパンライフ」には、元朝日新聞の橘優政治部長が顧問料をもらっていた。5年間で約3000万円。
文春が直撃しているが、橘は山口がどういうことをやっていたのか関知していないといっている。政治部長までやった人間がここの悪徳商法を知らないはずはない。
文春が日テレHDの太陽光事業に不正があると、追及の第2弾をやっている。
日テレの太陽光事業のための子会社は「日本テレビワーク24」と「サンエイワーク」だが、「サンエイ」のエネルギー事業部担当部長と「24」の営業推進部員を兼務していた宮口文和という人間が、下請けを使って飲み代を払わせ、フェラーリなど数々の高級車を買わせ、自宅やマンションまで購入していたというのである。
これが事実なら背任横領ではないか。当人は現在、職を辞している。日テレ側は「現在調査中」というばかり。だが、有耶無耶にはできまい。
地銀が危ない。ポストによれば、
「すでに20年3月期の連結決算で上場地銀70行・グループのうち7割が前期比で減益もしくは赤字です。地銀はメガバンクから融資を断られた企業でも地元経済を下支えするため資金供給に努めていますが、それが不良債権を増やすことにつながり、大きな時限爆弾になっています」(経済ジャーナリストの森岡英樹)
菅義偉は、自民党総裁選の出馬会見で、「地方銀行が多すぎる」と発言している。首相就任後も地銀再編と中小企業の再編を促進すると明言。新総理による“強制統合”と受け止められている。ポストは、
「これから銀行業界は淘汰の大波に晒される。必然的に『生き残る銀行』と『消える銀行』に二分化されていくことになるのだ。そこで本誌は、銀行の将来を占う上で重要だと考えられる『不良債権比率ランキング』を作成した」
森岡はこういう。
「金融機関は貸出先債権を正常先、要注意先、要管理先、破綻懸念先、実質破綻先、破たん先に区分して管理し、要管理先以下に相当する債権の残高を不良債権として公表しています。
これが資産のどの程度を占めるかを示す数字が不良債権比率です。貸出金や債務保証などの合計額を分母、不良債権総額を分子にして算出します」
さらに、
「一般的に、不良債権比率が高いことは、経営の先行きに懸念があることを意味します。もちろん、経営状態は自己資本比率や収益力にも左右されますが、不良債権比率が2%以上ある銀行は、経営状態に注意が必要と見ることができるでしょう」
ポストの表から不良債権比率ワーストランキング1位から10位までを挙げてみよう。
1位スルガ銀行(静岡県)13.90%。2位南日本銀行(鹿児島県)5.65%。3位豊和銀行(大分県) 4.10% 。4位高知銀行(高知県) 3.86%。
5位福邦銀行(福井県) 3.82%。6位福岡中央銀行(福岡県)3.58%。7位東北銀行(岩手県) 3.36%。8位島根銀行(島根県) 3.03%。9位神奈川銀行(神奈川県) 2.92%。10位東日本銀行(東京都) 2.8%。
ちなみに最下位は102位で東京スター銀行で0.55%である。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事