堺雅人所属事務所が『半沢直樹』裏番組に自粛を要請!? おばけ視聴率を生み出す実情
#堺雅人 #視聴率 #半沢直樹
日曜劇場『半沢直樹』(TBS系)の最終回の世帯平均視聴率が、32・7%、個人視聴率でも21・5%になったという。前作最終回の視聴率は42・2%となり社会現象にもなったが、テレビのビジネスモデルや数字の取り方が変化する中で、これだけの数字を叩き出したこともまた、ひとつの伝説となったと言えるだろう。
「『半沢直樹』は放送開始当初、TverやParaviなどでの配信がなく視聴者の間で『不便だ』という声が飛び交っていました。TBS的にはどうやらテレビでの視聴率に徹底的にこだわれる最後のチャンス、という面もあったようです。昨今では、テレビ局が制作したドラマを『必ずしもリアルタイムにテレビで』見るわけじゃなくなっている中で、配信無しにしたらどれぐらいリアルタイム視聴に戻るか、を検証したみたいですね。これに関しては、ヒットシリーズじゃないと比較しづらいので」(広告代理店スタップ)
実際に、昨今のドラマの中では驚異的な視聴率となり、ツイッターなどでも大いに話題を呼んだ。最終回に向けて、9話放送とともに期間限定でTverとParaviでのダイジェスト版配信も行われ、視聴者をもりあげたが、残念ながら前作ほどの高視聴率とはならなかった。視聴率にこだわったものの、やはり時代は大きく移り変わっているようだ。
「視聴率にこだわっていたのはTBSだけじゃなく、主演を演じた堺雅人の所属事務所・田辺エージェンシーも同様です。同事務所は所属タレントが出演している番組のソフト化や配信に後ろ向きなことでも知られています。とにかく『半沢直樹』の最終回を伝説にして堺雅人に箔をつけようとしたのか、改編期で特番ラッシュの他局に対しても『27日の21時台には、高視聴率が狙えそうな番組は極力控えてほしい』という“要請”があったそうです。もちろん事務所に忖度するかは各局次第ですが、業界のドンとも呼ばれる大手事務所の意向には、なかなか逆らえないところもあるでしょう。結果的に、ゆるい特番を放送せざる得なかったり、時間をずらすなどをした局もあったようです」(テレビ制作会社スタッフ)
そうした裏工作のおかげもあって、伝説となったドラマ『半沢直樹』新シリーズ。すでに続編の噂もたっているが、こんな強引なやり方をしていては、いつか「倍返し」される側になるかもしれない。
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