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日刊サイゾー トップ > 社会 > メディア  > 『バイキング』が真剣にジェンダー問題を報道

ホラン千秋へのセクハラ帳消し!? 『バイキング』が真剣にジェンダー問題を報道したことに拍手

男性コメンテーターも珍しくマジメ

 それから、伊藤さんの勇気ある行動が「日本の性犯罪における時代遅れ」から一歩脱却させたという海外での批評を紹介しつつ、東国原英男が「ジェンダー指数は百数十位で、世界が日本を見る目は、遅れてるだとか、ようやくだとか、性的被害を発言しづらいだとか、日本社会は目を覚ますべきですね」と、提言を述べる。

 続いて土田も「SNSでものすごい誹謗中傷があったと聞いてますが、それでも立ち上がっていて、他にも性被害に遭ってる人は大勢いるだろうから、その人たちに勇気を与えるすごい行動だなと、ものすごい尊敬してます」とブチあげた。

アンガ田中は「最後まで戦ったというのはすごいこと。大坂さんにも通じる、どう言われても戦うんだというスタンスでやってきたから、今後、性被害の抑止にも通じると思います」って。へぇ~、へぇ~、と思う、みなさん、実に伊藤さんを称え、女性へ寄りそうコメント。

 みなさん、ここで地雷踏んだら大変だと思われたのでしょうか、めちゃシリアス。緊張感さえ漂う。正直、本当にそう思ってるんだろうか? と斜に構えて見てしまったが、いや、ここで大切なのは、こういう言葉をテレビで男性タレントが発信するってこと。何度も何度も言えば、やがてそれが世論になり、主流になる。

 今回は『バイキング』に、よくがんばりましたで賞を、女性として送りたい。

和田靜香(ライター)

1965年生まれ。静岡県出身。主に音楽と相撲のライターで貧困問題やフェミニズムにも関心が高い。著書に『スー女のみかた~相撲ってなんて面白い』(シンコーミュージック)、『音楽に恋をして♪評伝・湯川れい子』(朝日新聞出版)、『おでんの汁にウツを沈めて~44歳恐る恐るコンビニ店員デビュー』(幻冬舎文庫)などがある。

わだしずか

最終更新:2020/09/27 09:00
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