瀧澤謙太、RIZIN初参戦で“衝撃的KO”宣言！「金太郎選手は僕とやるの、嫌だと思いますよ」

瀧澤はRIZINバンタム級ファイターたちをどう分析するか

瀧澤　横浜グランドスラムでお世話になった田中路教選手から勧められたからです。当時はちょうどパンクラスが世界標準をスローガンに掲げてケージ（金網）を導入し始めた頃で、「世界を目指すんだったら今のうちからケージに慣れておいたほうがいい」という助言をいただき、なるほど、と思ってそれに従いました。

──RIZINはケージではなくリングですけど、不安はないですか？

瀧澤　まったくないですね。先日リングでも練習してみたけど、まったく問題なかったし、RIZINのリングはロープが5本あって間隔も狭いので、ケージとのギャップはそんなにない。リングだとコーナーに詰められてテイクダウンを取られやすいと言われていますけど、今のRIZINのバンタム級ファイターを見る限り、僕からテイクダウンを取れそうな選手はいないですね。仮に取られたとしても逃げられるし、キメられることもないし、得意なところで戦える自信があるので、いつでも誰とでもやってやる、という感じです。

──それではここで、金太郎選手以外のRIZINバンタム級ファイターの印象を簡潔に語ってください。まずは現チャンピオンの朝倉海選手（26）から。

瀧澤　自分がプレッシャーをかけている状態だと強い。けど、逆にプレッシャーをかけられたときに弱い。あとはパンチをもらいやすい。タックルを切るのが上手く、腰が重いという特長があるので、負けるとしたらストライカーに負けるでしょう。だから僕みたいなタイプとやるのが一番嫌なんじゃないでしょうか。

──堀口恭司選手（29）はいかがですか？

瀧澤　やっぱり強いです。MMAができる選手で、飛び込みが速く、打撃も組みも強い。しかも、レスリングベースのアメリカの戦い方をするわけじゃない。セオリー通りじゃないんですよね。ああいう特殊な選手だからこそ、世界で活躍できたんじゃないかと思います。

──石渡伸太郎選手（35）の印象は？

瀧澤　とにかく気合いが半端じゃない。気持ちがめちゃくちゃ強い選手です。もちろんMMA全般ができて、技術的にも強いです。

──扇久保博正選手（33）は？

瀧澤　立ち技も寝技も両方できる選手。飛び抜けたキメはないようですけど、キープ力が強いイメージがあります。あと、パンチからのテイクダウンが上手いですね。

──元谷友貴選手（31）について思うことは？

瀧澤　下からのキメが特に上手いですね。“作って一本”ではなく、ギロチンチョークとか三角絞めを、スポッ！　と咄嗟にキメるタイプ。

──佐々木憂流迦選手（30）の印象は？

瀧澤　組みは上手いし、グラップリングも強いですけど、スピードがそんなにない。フレームが大きい分、動きがちょっと遅くなるのかも。

──井上直樹選手（23）は？

瀧澤　グラップラーで打撃にも勢いがあるトータルファイターですね。特にタックルを切ってバックに回る技術に長けている。トータル的に全部を出してくるMMAファイターと戦ったときに、もっとも強みを発揮できる選手でしょう。

──ありがとうございます。ちなみに瀧澤選手は、対戦相手のことを動画などで細かく分析するタイプですか？

瀧澤　実は僕、あんまり格闘技の試合を見ないんですよ（笑）。人の試合をフルで見ることはまずないですね。

──それは意外です。朝倉未来選手なんかは、対戦相手のデビュー時から今までの映像を全部見て分析するそうですよ。

瀧澤　マジですか!?　僕、そんなの絶対無理です（笑）。15分とか見てられない。絶対に早送りしちゃう。KOの瞬間だけ見ようかな、って感じで。

──格闘技を見ずに家で何を見ているのでしょう？

瀧澤　なんだろう……。ツイッターとかかなぁ。

──趣味はありますか？