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週刊誌スクープ大賞

菅義偉内閣の顔ぶれでは何も期待できない…正体は大派閥による実質的な「第三次安倍政権」

「週刊文春」(文藝春秋)2020年9月24日号より

今週の注目記事・第1位「菅義偉『親密企業』がGoToイート受注」(『週刊文春』9/24日号)「『菅総理』の裏街道」(『週刊新潮』9/24日号)「庶民のフリした「セレブ宰相」が裸一貫から2億円を蓄財するまで」(『週刊ポスト』10/2日号)

同・第2位「<11・1総選挙>全国289選挙区当落完全予測」(『週刊現代』9/26日号)「飯島勲の激辛インテリジェンス/解散を思いとどまれ」(『週刊文春』9/24日号)

同・第3位「『検事総長』就任祝宴で『セクハラ事件』」(『週刊新潮』9/24日号)

同・第4位「芦名星自殺『結婚というわけには』小泉孝太郎との破局と<名家の壁>」(『週刊文春』9/24日号)

同・第5位「日本テレビが太陽光<偽パネル>で補助金10億円受給」(『週刊文春』9/24日号)

同・第6位「安倍前首相<仮病説>を追う-これは新政権の正統性に関わる問題である」(『週刊ポスト』10/2日号)

同・第7位「ジム・ロジャーズがズバリ予言!―-2020年、お金と世界はこう動く」(『週刊朝日』10/2日号)

同・第8位「伊勢谷友介が狂わせた女たち」(『週刊文春』9/24日号)「私に拳を振り上げた『伊勢谷友介』の狂気-東京藝大同窓生が被害告白」

同・第9位「『からあげ屋』はなぜ潰れないのか-停滞する外食業界で独り勝ちのワケ」(『週刊ポスト』10/2日号)

同・第10位「コロナ禍のおこもりで異変!『美智子上皇后』憂慮されるご病状」(『週刊新潮』9/24日号)

同・第11位「眞子さま、小室圭さん結婚再延期が発表される」(『週刊文春』9/24日号)

同・第12位「『秋篠宮家』から集団脱走したキャリア官僚たち」(『週刊現代』9/26日号)

同・第13位「巨人V9戦士が大激論『原監督』は“名将”川上を超えたか」(『週刊ポスト』10/2日号)

同・第14位「狂喜乱舞とはいかない『ああ法政』―-祝・初のOB首相!」(『サンデー毎日』10/4日号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 早速いこう。

 菅義偉が出た法政大学は「初の法政出身の総理誕生」で沸き立っているようだ。

 サン毎で大学の職員がこう語っている。

「カバン・看板・地盤のないゼロから出馬し、市議から国会議員になり、首相までたどり着くことは大変なことだと思います。立教出身者も首相になっていないのに名誉なことです」

 立教に勝ったといいたいのだろうが、現在の首相の値打ちなど地に堕ちているのだから、あまりぬか喜びをしない方がいい。

 どうせスキャンダルでも発覚して失脚すれば、「法制の面汚し」とまた騒ぐのだろう。

 土門拳賞を受賞した写真家の鬼海弘雄(75)は、山形県寒河江市で育ち、高校後に上京して法政大学に入った。

 菅の家はいちごだったが、鬼海の家もサクランボ栽培をしていて、親父は村議や市議をしていたという。

「菅さんは誰とでもスッとなじめるようですね。東北の人は不器用だから、そいうタイプはめったにいません。政治家はどこかで夢を語らねば成り立たない職業だと思いますが、今でも菅さんは、そんな場面を見せなかったですね。彼には法政出身者のにおいも、東北のにおいもしません」

 同様のことをいう法政OBは多いようだ。法政では73年、学生会館建設に向けて、一致団結した歴史があり、菅がいた頃はそれと重なるが、菅にそういうにおいも影も感じない。

 法政の経営学部を出て、世田谷市議の上川あや(52)は、自分が「トランスジェンダー」を公表しているが、区議選に出馬する直前に伝手を頼って菅と会ったという。

「私はLGBT(性的少数者)の問題を語ったのですが、菅さんは興味がないようでした。たとえ私の話に反感を持ったとしても、『承っておきます』などと一言ぐらいはあってもいいのに、ほぼ無言。『私はなぜこの人の前にいるのか』と虚しくなりました」

 人に会うことは厭わないようだが、聞く耳は持たないということだろう。

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