トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > たけし平井大臣批判の裏で芸能人のアソコネタ

たけし、平井大臣痛烈批判の半面で安住アナが呆れるほどの“芸能人のアソコネタ”を放つバランス

たけし、平井大臣痛烈批判の半面で安住アナが呆れるほどの芸能人のアソコネタを放つバランスの画像1
ビートたけし

 2008年から続くTBS土曜夜の情報番組『新・情報7DAYS ニュースキャスター』。番組の顔はここでは“フリージャーナリスト”の肩書となるビートたけしなのだが、活舌も悪く、いきなりとんでもないボケを突っ込んでくるたけしに、少々心配になることが多々ある。

 19日の放送でも番組冒頭、相方のTBS安住紳一郎アナウンサーが「今日からイベントの人数制限が今日から緩和されました」と、球場や劇場での観客人数制限緩和をフリップやVTRを交えて話すと、たけしは「どうせならみんな入れちゃえばいいんじゃないの?」と始まり、安住が「ただ劇場での休憩時間の、トイレの混雑などの問題が……」とたしなめると、いきなりきた。

「トイレで、なんで芸能人のアソコを見たがるヤツがいるかな? こうやって覗くヤツがいて。このあいだおもいきり振って、しぶきを相手の目に入れてやったけど。ざまあみやがれ」

 えっ? その展開? しかも、そこから「上から見たら長く見える」論を延々語り、あきれ顔の安住に「オレ、何言ってんだろ?」と自分で締めて、「ご自分でお気づきになるとは意外でした」とまとめられる始末。

 大丈夫かいな? とヒヤヒヤする気持ちで見ていると、番組は菅新内閣を伝えるコーナーへ。「IT後進国からの脱却 デジタル化を加速」が最重要課題で、キーとなるのは平井卓也デジタル庁大臣なんだと紹介する。

 ITジャーナリストの三上洋氏が「IT通として一目置かれた存在です」と持ち上げ、過去に安倍前総理がジャンプしながら出世していくゲームを作り、YouTubeに動画もたくさんアップしてる、と平井氏のIT列伝(?)を伝える。これまでコロナ禍にあって色々遅れてることが判明した日本のお役所の、IT化を平井大臣は進めると、こうのたまう。

「DXが起きるようにして、まずUIを徹底的に良くしろと。要するにコネクテッド・ワンストップ、ワンスオンリー、デジタルファースト。それをどうやったら進められるかが大事です」

 小池百合子もビックリなカタカナ大好きっぷりだが、たけしはこれに「デジタル庁の新しいあの人、わざわざDAIGOみたいにカタカナが多すぎるよ」だと。おお、そうだ、そうだ、DAIGOだわ。かつて「今年を漢字1文字で表して」と問われて「チャレンジのチ」と答えたDAIGOに倣って、平井大臣も年末には「デジタルのデ」とか答えてもらいたいが、たけし、さらに「広告代理店で出世をあきらめた人みたいだよね、言ってることが」ってぶっこむ。たしか平井大臣、元電通。

 さらにたけし、菅内閣について「菅さんは面白いですよね、仕事をする内閣って。その前は仕事しなかったの、そのまんまじゃないかね。仕事しなかったことを、それほどはっきり言わないでもいいじゃないか。やってることは安倍さんのラインをただひきつぐだけで、派閥を問題なく選んだだけだよ」と、辛辣。

 たけし、ボケたフリしてブッ飛ばしてるのか、なんなのか。不思議面白く、いやいや、意外と目が離せない番組ですね~。

 それにしても、たけしがどんな球投げても受け取る安住アナって、守備範囲広すぎ~。

和田靜香(ライター)

1965年生まれ。静岡県出身。主に音楽と相撲のライターで貧困問題やフェミニズムにも関心が高い。著書に『スー女のみかた~相撲ってなんて面白い』(シンコーミュージック)、『音楽に恋をして♪評伝・湯川れい子』(朝日新聞出版)、『おでんの汁にウツを沈めて~44歳恐る恐るコンビニ店員デビュー』(幻冬舎文庫)などがある。

わだしずか

最終更新:2020/09/21 17:08
ページ上部へ戻る

配給映画