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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『アンサング~』まさかの伏線回収

『アンサング・シンデレラ』見事な伏線回収に「まさか」と驚きの声と涙…

『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』公式サイトより

 石原さとみの主演ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)の第10話が、9月17日に放送された。平均視聴率は9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。第9話の9.6%から0.4ポイントダウンとなったが、石原演じる主人公・葵みどりの伏線回収が話題を呼んでいる。

 薬剤部副部長の瀬野章吾(田中圭)は、重複がんを患っていることが判明し、入院生活を送っていた。なかでも瀬野の副腎がんはステージⅣまで進行している上に、有効な治療法が確立していない。そこで、薬剤部副部長の七尾拓(池田鉄洋)はみどりに治験薬を使用することを提案する。医師の許可や病院内の審査、数々の関門を潜り抜け、最後は治験薬にトラウマをもつ瀬野をやっとの思いで説得。仲間の熱意に背中を押され、瀬野は治験薬を使用しての治療を受けることを決意した。

 しかし治験当日、病室に瀬野の姿はなかった。思い当たる節があったみどりが向かったのは、瀬野の母が眠る墓。居場所を探し当てられ驚く瀬野に、みどりは「私もここに来たことがあるんです」と切ない表情を見せた。そう、みどりが第1話で小野塚綾(成田凌)に話していた「昔お世話になった薬剤師さん」とは、瀬野の母・さおりのことだったのだ。さおりは昔、みどりの妹の担当薬剤師を務めており、妹が亡くなった時には「全部抱え込まなくていいんだよ」とみどりを優しく包み込んだ。そしてさおりが亡くなる前、みどりは「さおりさんみたいな薬剤師になる」と約束していたのだという。

 「だから、瀬野さんも一人で抱え込まないでください」と涙目で訴えるみどり。すると、瀬野は「治療が辛い」と病院から逃げ出した理由をみどりに打ち明けた。仲間たちに心配をかけないように1人で抱え込んでいた痛みや辛さを、初めて吐き出した瀬野。その後、瀬野はみどりとともに病院に戻り、治験を受けたのであった。

 放送終了後、ネットでは「この伏線回収は泣ける」「まさかそこで繋がってるなんて思わなかったよなぁ……涙溢れてきた」「最後にどでかい伏線を仕込んでやがった……」などの反響が。みどりが薬剤師を志すきっかけとなった薬剤師の話は度々登場していたが、それがまさか瀬野の母だとは誰も予想していなかっただろう。瀬野も知らなかった母と部下の繋がりが明らかになった第10話。最終話に向けて、今後も伏線回収が期待できそうだ。

■番組情報
木曜ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』
フジテレビ系/毎週木曜22:00~
出演:石原さとみ、田中圭、西野七瀬、真矢ミキ、成田凌、 桜井ユキ、井之脇海、
金澤美穂、迫田孝也、池田鉄洋、でんでん ほか
原作:荒井ママレ
脚本:黒岩勉
演出:田中亮、相沢秀幸
音楽:信澤宣明
プロデュース:野田悠介
制作著作:フジテレビ第一制作室
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/unsung/

早乙女りこ(ライター)

東京生まれ神奈川育ちのフリーライター。映画・ドラマはジャンル問わず幅広く鑑賞しており、物語の展開を予想したり、役者の演技を複数作品で見比べたりすることが趣味。

さおとめりこ

最終更新:2020/09/18 18:43
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