『半沢直樹』企業CMにも人気が影響？ 半沢や大和田がスーツ姿で登場する新CMが話題

　堺雅人が主演を演じる日曜劇場『半沢直樹』（TBS系）の第8話（9月13日放送）の平均視聴率は25.6％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録。Twitterにトレンド入りするなど、あいかわらず人気も数字も絶好調のようだ。

　主人公の半沢直樹を演じる堺や、大和田というヒール役で大きなインパクトを与える香川照之をはじめ、これだけ話題性の高い作品に出演したキャストの中には一躍人気者になる俳優も。その影響は、視聴率だけでなくCM出演本数にも表れている。

　堺が出演するサントリーコーヒー「クラフトボス」の新CM「『宇宙人ジョーンズ・農場』篇」が9月8日から公開されている。同CMに出演する俳優の役所広司は、堺と初共演した感想について「半沢直樹と喋っているように感じました」と語った。同CMでは、リモート会議ができる時代に、サラリーマン役を演じた堺が「直接ご提案したくて」と言い、役所が演じる社長の元を訪れる。その堺の姿が「半沢直樹っぽい」として話題を呼んでいるようだ。

　さらに、堺は『半沢直樹』が放送されている7月以降、サントリー以外にも、ソフトバングやプレミアムモルツ、スカパーなどの新CMに出演している。

　引っ張りだこなのは堺だけではない。大和田を演じた香川は、スーツ姿で9月14日から公開されるマルちゃん正麺の新CMに出演。大和田風の口調と顔芸で商品をPRした。また、半沢の部下役を演じた賀来賢人が出演する伊右衛門の新CM「特茶生活はじめてみた。さぁ来い健康」やソリオハイブリッドの新CM「護身術篇」も続々と公開された。

　企業も世間の『半沢直樹』ブームに便乗し、自社をPRしようという戦略なのだろうか。最終回に向けてますます人気が高まりそうな『半沢直樹』出演者たちから目が離せない。

■番組情報
日曜劇場『半沢直樹』
TBS系にて、 毎週日曜21:00～放送
出演：堺雅人、上戸彩、及川光博、片岡愛之助、賀来賢人、尾上松也、筒井道隆、石黒 賢、児嶋一哉、宮野真守、段田安則、井川 遥、香川照之、柄本明、北大路欣也、ほか
原作：池井戸潤
脚本：丑尾健太郎ほか
演出：福澤克雄、田中健太、松木彩
プロデュース： 伊與田英徳、川嶋龍太郎、青山貴洋
制作著作：TBS
公式サイト：https://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/

東海林かな（ドラマライター）

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな