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フジテレビ『ザ・ノンフィクション』でまた物議……「FXで大儲けした若者」BPO行きは必至か

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「ノンフィクション」を謳っている以上、事実であるはずだが、どう考えても信じがたい──。

 日曜昼のフジテレビの名物番組『ザ・ノンフィクション』が、成功を夢見て上京した若者に密着。現代のおとぎ話のようなストーリーに、真偽を疑う声が多方面から寄せられている。

 9月13日の放送に登場した“主人公”は、都内の公園でホームレスをする22歳の青年・ケイタ。今年2月、10万円を財布に入れて熊本から上京した彼は、「ビッグになりたい」と言い、アポなしで有名社長を訪ねたりDMを送ったりと、行き当たりばったりなアタックを繰り返すうちに、ある日、成功の糸口を掴む。

 名刺交換会に参加したケイタは、そこでFXを教えられ、2万円を元手に勝負すると、1週間で15万円をゲット。その後もトントン拍子で資産を増やした彼は、高級焼き肉を食べ、ブランドの服に身を包み、700万円まで増やしたところで番組は終わる。この放送を見ていたマネー専門誌記者はこう語る。

「FXで2万円を数カ月で700万円まで増やすことは、理論上は可能ですが、ほぼ奇跡に近い。しかも初期の彼の投資方法は“神頼み”ですから、極めて信憑性が乏しいと言わざるを得ません。さらに問題なのは、“断り”が一切なかったことです。

 短期間でそこまで資産を増やしたということは、国内ではなく海外のFX業者を使ったと見るべき。リスクが極めて高い海外のFX業者については、消費者庁や国民生活センターが繰り返し注意喚起をしており、テレビで扱うには細心の注意が必要です。投機性が高い金融商品については、必ずそのリスクを伝える義務がありますが、フジテレビはそれも無視しています」(マネー専門誌記者)

 仮に700万円に増えたというのがウソであれば、番組的にはもちろんアウト。取引が本当だったのなら、注意喚起を行わなかった点でアウト。どちらにしてもかなり問題がある放送内容だったのではないだろうか。しかも放送後には、ケイタがツイッターで、給付金詐欺に加担するような行為を行っていた疑惑も浮上。

 これに対し、ケイタはツイッターで「人のため、自分のためになると思いやってしまいました」「もしかしたら自分が呼んだ人の中に不正受給に当たる人がいるかもしれないと思い誰一人、給付金の申請をさせずにストップさせました」

 と述べているが、ずっと彼を追っていたはずのフジテレビが、彼のツイッターでの発言をまったくスルーしていたことも理解に苦しむ。裏社会に詳しいフリージャーナリストは、投資業界のきな臭さについてこう語る。

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