若手芸能人の急逝に各事務所がカウンセリングの準備へ テレビ局でも警戒
#自殺報道
女優の芦名星が自宅マンションで亡くなった状態で発見されたというショッキングなニュースが芸能界を駆け巡った。
三浦春馬に続き、人気芸能人の急死に民放各局も驚きを隠せないでいる。
「三浦さんが連ドラに出演予定だったTBSは大騒動となりました。生前に収録した分はファンのために放送をするという大胆な展開に出たのですが、内情としては代替の番組がなくて仕方なく放送を続けることにしたというもの。連ドラはCMスポンサーが放送回数分で契約をしているため、手軽なバラエティ番組の総集編を流すということにもいかず、苦渋の決断だったようです。コロナ禍の影響もあって、三浦さん抜きの撮影はうまく進んでいないようで、主演の松岡茉優さんが現場でも暗い表情をしていることが多く、スタッフも心配しています」(民放関係者談)
相次ぐ芸能人の突然死に、民放各局は対策を講じ始めたという。
「民放各局では自殺で番組出演がキャンセルになった場合、事務所に対して損害賠償を行えるように出演者との契約を書き換える予定です。これまで薬物の場合は、CMはもちろんテレビ番組でも違約金を請求できたのですが、自殺に関しても同様に厳しい処分ができるようにする。各局ともにコロナの影響で収益が減っている中で、所属事務所に対してプレッシャーをかける方向です」(民放関係者談)
こうした民放各局の動きにたいして、芸能事務所も動き始めているという。
「大手の芸能事務所では、心のカウンセリングができる専属医を雇い入れるそうです。特に、CM出演やテレビ出演があるタレントは、強制的にカウンセリングを受けるようにしていくとか。また、薬物関連での逮捕者も多いため、警察関連のOBを顧問に招き入れる話も進んでいそうです」(民放関係者談)
さらに新型コロナの影響で、ケアが必要と言われはじめているのが、お笑い芸人だ。
「テレビに出演しない若手や売れない芸人は廃業をするケースが相次いでいる。借金苦の若手も多く、今後自殺者が増えるのでは? と、言われています。また中堅芸人でも、体よく稼げた地方営業がなくなったことで借金をし始めているとのことで、テレビ局や事務所も注意をしています」(民放関係者談)
競争が厳しい業界の中で、人知れず苦しむタレントにいち早く気が付き、ケアできる体制を整えることが、まずはビジネス的にも優良になることだろう。
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