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つるの剛士、パクチー畑荒らしツイート炎上の余波 メディアは「慎重にならざるを得ない」

「差別という概念はない」のヤバさ

「実際、つるのさんは本当に差別意識がなかったのかもしれません。でも、そこが問題なんです。メディアにかかわる人間であれば、差別を積極的に排除していかなければならない。本当に差別の意識がないのなら、“差別的”だと誤解されないように、気をつけて発言する必要があるわけで、そうすることで差別もなくなっていくはず。

 結局、今回の騒動はつるのさんが差別に対する理解や意識が低かったがゆえに起きたことなんです。ここが改善されないのであれば、今後も不用意な言動が出てくる可能性もあるし、つるのさんを起用したメディアが“レイシスト認定”されてしまうリスクもある。そういう状況なので、つるのさんの起用に対して慎重にならざるを得ないというメディアも少なくないと思います」(メディア関係者)

 その一方で、テレビ局などの大手メディアはまだまだ保守的であり、差別問題に対する取り組みについて、大きく踏み出せない状況もあるようだ。

「基本的に大手メディアは“事なかれ主義”なので、差別に関する問題は避けようという関係者も少なくない。今回の騒動を見て見ぬ振りするメディアも多いでしょう。また、今の時代は、ネット上で保守的な人々とリベラルな人々が、かなり過激な表現でぶつかり合って問題が大きくなりがちなので、自分のところに飛び火しないように、“とにかくリスキーなタレントは避けていく”という考え方になりがち。
 差別的な発言のリスクがあるタレントだけでなく、そういったタレントを厳しく批判するリベラル派のタレントについても、“できるだけ避ける”という方向性になったりするんです。差別などの問題を本当に解決するにはメディアの力も必要なんですが、残念ながらそれとは程遠い状況です」(同)

 つるののツイート騒動とともに、今の日本の大手メディアの問題点も浮き彫りになりそうだ。

最終更新:2020/09/17 08:00
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