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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 菅政権で強権政治から恐怖政治へ
週刊誌スクープ大賞

菅義偉政権で“強権政治”から“恐怖政治”へ…富裕層は優遇され貧しい者はさらに貧しくなる!

 さて、まずはあまり誇らしくない隣国の話。

 新潮の韓国嫌いは筋金入りだが、今週号で報じているような理不尽なことが行われるとすれば、新潮ならずとも、「韓国は何やっているんだ」と思わざるを得ない。

 韓国では、破防法ならぬ「破墓法」を成立させようとしているというのだ。これは韓国ウオッチャーによると、

「戦前に『親日的』だった人物が国立墓地に眠ったままでは、『親日残滓の清算』が終わったことにはならないし、他の霊も安らかに眠れないという理屈なのですが……」

 この法律の正式名称は「顕忠院親日派破墓法」という。その対象には韓国初代大統領の李承晩も入るというのである。

 新潮によれば、文在寅大統領がこれの成立に熱心だというのだが、にわかには信じられない。

 菅政権の喫緊の課題は、日米関係よりも日韓との関係修復であると思う。氾濫する嫌韓情報に惑わされず、早急に動くべきである。

 お化けドラマ「半沢直樹」を10倍楽しむための秘密を開陳しているのは文春。

 堺雅人は筆まめだという。恩師にもよく便りを出すらしい。

 また堺は、西田幾多郎の『善の研究』を読んでいるそうだ。

「西田の一元論を芝居にも活かそうと心掛けているそうです。堺君は『上手くなることは危ない』という考えの持ち主。小手先で“上手く”演じるのではなく、その役の真理背景を徹底的に理解して演じる」(堺の恩師で若山牧水記念文学館の伊藤一彦館長)

 こりゃ、ドラマを見るには哲学の勉強がいるようだ。

 このドラマ、丸々通しで撮影されるため、役者たちの緊張感は大変なようだ。だがその中で、自在にアドリブを入れる香川照之は別格。

 話題になった「後ずさり土下座」も、とっさのアドリブだったという。

 柄本明演じる進政党幹事長のモデルは、JAL再建当時の小沢一郎だそうだ。

 などなど、まだまだ「半沢直樹」、話題は尽きないようだ。

 文春が、安倍政権時代に“権勢”を誇っていたNHKの岩田明子が干されていると報じている。

 先週は現代の、NHKの岩田明子が以前ほど出番がないという話を紹介したが、文春によれば、8月28日に「安倍辞任」をスクープしたのも岩田だというが、その彼女がテレビから消えたというのである。

 安倍の在職日数記録達成について報じた『ニュース7』『ニュースウオッチ9』でも岩田は不在だったし、首相辞任を特集した『NHKスペシャル』にもタッチしていなかったそうだ。

 それは、今年1月に会長に就任した前田晃伸の“天の声”だといわれているという。前田会長が政治部出身の副会長に「強すぎる現場は困るんだ!」といって、岩田外しを示唆したというのである。

 強すぎる現場という意味がよくわからないが、安倍も替わったんだから、人心一新ということか。

 だが、ポストは、そうではない、アベと共に去りぬとはならないと報じている。

「第2次安倍政権の“親衛隊”とされたメディア人が、NHK政治部記者兼解説委員を務める岩田明子氏、産経新聞論説委員兼政治部編集委員の阿比留瑠比氏、テレビコメンテーターの田崎史郎氏の3人だ。

 8月28日の辞任表明に関しては、岩田氏がNHKで他メディアに先駆けていち早くすっぱ抜くと、田崎氏は、首相会見前に辞任の可能性について『五分五分』とコメントしていたことについて、後日『7割8割以上の確信がないと5割って言えない』と得意気に解説してみせた。

 一方、産経新聞の阿比留氏は、首相の辞任表明後、〈一つの幸福な時代が、終わりを告げた喪失感は否めない〉(29日付産経新聞)と複雑な心情を吐露している」(ポスト)

 政治ジャーナリストの藤本順一は、3人は安泰だというのである。

「岩田さんは大学時代、行政機構研究会で勉強してきたため、行政を深く理解していて、政策にも明るい。だからこそ岩田さんは、安倍さん最大のブレーンとなったのです。政府の『日本の美』総合プロジェクト懇談会は彼女の発案で始まり、人選もしたと聞く。組閣に口を出していたという話もあります。

 安倍さんとの関係のみが注目されがちですが、政治記者として圧倒的に優秀ですし、安倍路線を謳っている菅さんも好き嫌いはともかく彼女を重用し、官邸発のスクープを連発するでしょう」

 阿比留については、

「右派論客のなかで“安倍擁護”の立場を確立してくれた阿比留さんの存在は、安倍さんにとっては心の安らぎになっている。もし今後産経を退職すれば、安倍さんが面倒を見るのでは。自民党の派閥トップと番記者は昔からそういう関係。退職したら政府系の公益法人やシンクタンクに“天下り”する道も考えられる」

 では、テレビ界の“安倍応援団”田崎の行く末は。

「田崎さんはテレビでキャラを確立したから、安倍さんが辞めてもタレントとしての価値は残る。安倍さんと寿司に行ったことで『田崎スシロー』と呼ばれたように、テレビ的にはいじられキャラでウケればいい。官邸とのパイプが細っても、これからも〝政府の代弁者キャラ〟としての役割を担うするのではないか」

 私は、岩田、阿比留はそうかもしれないが、これから安倍に対する批判、その後継の菅への批判が高まれば、一心同体だった田崎も、視聴者は目障りになるはずだ。

 いい年をして「電波芸者」はみっともない。おやめなさい。

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