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週刊誌スクープ大賞

菅義偉政権で“強権政治”から“恐怖政治”へ…富裕層は優遇され貧しい者はさらに貧しくなる!

「週刊文春」(文藝春秋)2020年9月17日号より

今週の注目記事・第1位「菅義偉『美談の裏側』集団就職はフェイクだった」(『週刊文春』9/17日号)「『菅総理』その金脈と人脈」(『週刊新潮』9/17日号)

同・第2位「『与野党伯仲』」のシナリオ-中村喜四郎『無敗の男』が新党合流で描く」(『AERA』9/21日号)

同・第3位「高松 2人娘をBMWに15時間“放置死”社長夫人・PTA役員の母(26)『ウソ人生』」(『週刊文春』9/17日号)

同・第4位「コロナ禍でも日本の『死者総数』は減っている!」(『週刊新潮』9/17日号)

同・第5位「『8割おじさん』西浦教授に直撃110分」(『週刊文春』9/17日号)

同・第6位「伊勢谷友介『奇行の現場』-華やかな女性遍歴を誇る人気俳優の素顔」(『フライデー』9/25日号)

同・第7位「『失策』トランプの勝算、『優勢』バイデンの誤算」(『ニューズウイーク日本版』9/15日号)

同・第8位「『安倍親衛隊』のセカンドキャリアは」(『週刊ポスト』9/18・25日号)

同・第9位「『半沢直樹』を10倍楽しむ7つの秘密」(『週刊文春』9/17日号)

同・第10位「<親日狩り>で死者に鞭打つ韓国『墓暴き』反日法制」(『週刊新潮』9/17日号)

 さて、菅義偉が自民党総裁に選ばれ、総理になる。実に目出度い。

「強権政治」から「陰険・恐怖政治」の幕開けである。これについては後で触れる。

 今週の最大の話題は大坂なおみである。日曜日には5時前に起きてWOWOWを見た。

 1セット目は完敗した。だがそこからの逆転劇は感動的であった。

 完調ではなかったのだろう。それに、1試合ごとに、理不尽に警察によって殺された黒人たちの名が書かれたマスクをして、黒人差別に抗議をするという“勇気”あるパフォーマンスで、心理的なプレッシャーもあったはずだ。

 心無い人間からの嫌がらせもあったに違いない。そのすべてを乗り越え、全米オープンテニス2度目の優勝を勝ち取った。

 決勝戦のマスクに書かれていたのはタミル・ライス。「2014年11月、オハイオ州の公園でおもちゃの銃で遊んでいたところ通報された、当時12歳の黒人少年。警官は、現場に到着後すぐに発砲。ライスさんは翌日に死亡が確認され、警官は不起訴になった」(朝日新聞DIGITAL 9月13日 7時00分より)

 優勝インタビューで大坂は、「黒人差別についてみんなが考え、語り合うきかっけになるように」と答えたが、饒舌ではなかった。

 本業以外に、こうした差別問題で発言するのを嫌がるバカな広告主がいるからではないか。

 だが大坂よ、あなたはアスリートとしても超一流だが、人間としても一流の域に達した。

「〈アスリートと社会問題の歴史に詳しいグランドバレー州立大のルイス・ムーア准教授の話〉大坂選手が過去の犠牲者の名前に言及することで、人びとは彼らの事件について考えざるをえなくなる。マスクの着用は、テニスコートを社会的正義を守るグローバルなプラットフォームに変える。いまの大坂選手には、人びとの注目を引きつけるテニスの才能がある。それを生かし、人種差別に関する世界的な意識を高めているのは素晴らしい」(同)

 大坂は日本国籍だ。こんな誇らしいことはない。

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