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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > ぺこぱ、非吉本芸人の苦悩を綴る

ぺこぱ『M-1グランプリ2020』出場を宣言! コロナ禍で圧倒的不利な“非吉本芸人”の苦悩にじむ

ぺこぱ、『M-1グランプリ2020』出場を宣言! コロナ禍で圧倒的不利な非吉本芸人の苦悩とは?の画像1
「ぺこぱオフィシャルブログ」より

 お笑いコンビ・ぺこぱの松陰寺太勇が10日に自身のブログを更新。『M-1グランプリ2020』への出場決意表明を記した。

 松陰寺は「時を戻そう」と前置きし、2019年の『ぐるナイ おもしろ荘 日本で一番早いネタ祭!誰か売れて頂戴!』(日本テレビ系)優勝から、『M-1グランプリ2019』決勝進出までの怒涛の日々を回顧した。

 さらに今年のM-1について、「どれほどの準備と気持ちと実力が必要なのか分かっているつもりです。2020年、そのすべてにおいてぺこぱは満を辞していません」「簡単に言うと去年のネタを超えられていない事です」と状況を説明。一時は辞退することを考えたという。

 しかし、スケジュールの多忙に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響で地方営業の中止が増え、漫才をする機会が減ったことで「漫才ができる機会があるなら出よう」と決意。「やるからには結果にこだわりたい気持ちもありますが、今回ばかりはその姿勢を自分自身に見せつけたい、と言ったところでしょうか」と、その胸の内を明かした。構成作家のA氏はこう語る。

「松陰寺のブログで興味深かったのは、非吉本芸人の苦悩を書いていたところですね。M-1に際し『舞台数が圧倒的に少ない吉本以外の芸人は、一本のライブにかける意味、目的を明確に持たないと勝てません』と綴っていましたが、これが本当に非吉本勢の課題のようですね。吉本は日本全国に自社劇場を持っているから、ネタ見せの場はいくらでもある。これがなんといっても強みです。ぺこぱも元々はオスカーで今はサンミュージックと、大手事務所に所属できてはいますが、吉本の地力には到底かなわない。こうした差によって思い悩む芸人もいて当然です」(構成作家・A氏)

 漫才は一日してならずということは広く知られた話。賞レースに向けて客前で披露しながらネタを仕上げていく芸人が多い中、今年は新型コロナウイルスの流行により若手たちの「ネタ見せの機会」は著しく奪われていった。

「案の定、9月に決勝が開催される『キングオブコント』(TBS系)は10組中9組が吉本の芸人になってしまった。松陰寺がブログで綴った通り、コロナの影響でネタを見せる場が奪われ、賞レースに向けて万全の準備ができなかった非吉本芸人が多かったのでしょう。このままいくと、M-1でも同じことが起こるのではないかと懸念しています」(構成作家・A氏)

 コロナ禍の過酷な状況で、非吉本芸人としてぺこぱはどこまで戦っていけるのか。その雄姿に期待したいところだ。

最終更新:2020/09/12 00:40
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