キングオブコント決勝戦「10組中9組吉本」はコロナの影響?「初進出者が有利」の下馬評も
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9月26日夜にTBS系で放送される『キングオブコント2020』の決勝戦進出メンバーが発表された。2018年と2019年大会は決勝進出者が放送当日まで明らかにされないシステムだったが、今年は事前発表となった。
「決勝メンバーをシークレットにしておくと、事前の宣伝ができないというデメリットがあったんです。今年は『お笑いの日2020』という大型お笑い特番の中で放送するということもあり、しっか盛り上げていこうという狙いがあるのでしょう」(テレビ局関係者)
今回の決勝進出メンバーは、うるとらブギーズ、空気階段、ザ・ギース、GAG、ジャルジャル、ジャングルポケット、滝音、ニッポンの社長、ニューヨーク、ロングコートダディの10組。ASH&Dコーポレーション所属のザ・ギース以外の9組が、吉本興業所属となっている。
「今年の前半は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、お笑いライブがほとんどできない状況でした。多くの若手芸人は、ネタを披露する機会を奪われていたので、キングオブコントに向けた準備が難しかったんです。一方で、吉本興業については、事務所あげて配信ライブを行っていたこともありますし、自社劇場での公演が徐々に再開されてもいたので、どうにかネタを披露する場を確保できたんですよね。
賞レースの場合、客前で披露しながらちょっとずつネタを仕上げていって、準決勝あたりにピークを持ってくるという芸人も多いので、舞台に出る機会が少ない非吉本芸人は単純に不利。ファイナリストが吉本ばかりになってしまったのも、仕方ないことなんです」(お笑い事務所関係者)
吉本だらけの今大会だが、下馬評ではどこが優勝候補なのか? まず注目を集めているのが「初決勝進出組」だ。滝音、ニッポンの社長、ニューヨーク、ロングコートダディの4組が、初めての決勝進出となる。
「昨年のM-1グランプリでも初決勝進出のミルクボーイが優勝しましたが、最近の傾向としてはあまり世に出ていない芸人が有利になりやすい。
お笑い第7世代が台頭したことで、ネタを見る機会も増えていて、そうなるとやはり“真新しさ”がある芸人が評価されがちです。そう考えると初決勝の4組は、大きなチャンスがある。特に昨年のM-1でも決勝に進出しているニューヨークは、バラエティ番組の露出も増加中で、千鳥やかまいたちのようなブレイクも期待されているので、業界内でも注目されています」(構成作家)
さらに、「大宮ラクーンよしもと劇場」を拠点に活動する7組の芸人“大宮セブン”の1組であるGAGの前評判も高い。
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