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日刊サイゾー トップ > カルチャー > ネット  > コロナ禍で一度も会わずに交際開始できた男性

オンラインデートに目覚めた男性 コロナ禍で一度も会わずに交際開始できたわけは?

全体の清潔感と雰囲気、通信環境が成功のカギ

 オンラインのやり取りだけで交際まで漕ぎ着けた“オンラインデート強者”のしおさんだが、オンラインデートを成功させるためコツを『タップル誕生』を運営するマッチングエージェント広報・滝田真見子氏に聞いた。

「男性が主に見ているのは女性の容姿ですが、女性は服装や部屋も含めた全体の清潔感や雰囲気をチェックしている方が多いので、特に男性は角度や明るさなどのカメラ写りや背景など全体の雰囲気を意識していただくことがひとつ大事なポイントです。また、基本的なことですが通信環境が悪いと映像がフリーズしてしまう可能性もあります。そういう時って、ちょっとマヌケな感じで固まりがちというか、ちょっと言い方が難しいですけど……。印象を下げてしまうような注意点として、通信環境を整えておくことも挙げられるかと思います」

 こうしたちょいテクはマッチングアプリに限らず、Zoom会議などリモートを使用する場面で広く応用できそうだ。

 ちなみにこれらアプリのオンラインデート機能では、15分などの制限を設け、時間になると強制的に終了するという仕様も少なくない。一見、制限のないほうがユーザーからは喜ばれそうな気もするが、そこにはこんな狙いもあるという。

「終電の時間が関係ないオンラインデートでは、『終わらせるタイミング、解散するタイミングがわからず、最後のほうがちょっとグダついてしまいがち』という声も多くあります。もし、相手のイメージが違った場合でも、15分ならお互いそれほど嫌な気持ちにはならないですし、運営のほうで終わりを決めて『ちょっと物足りない』くらいで終わらせてあげることで、次に繋げてもらうという考えですね」

 遺伝子解析やレコメンドアルゴリズムなど、さまざまな最新技術の応用先として進化を遂げてきたマッチングアプリ。コロナ禍でも安心・安全に恋活・婚活を進めるツールとして浸透したオンラインデートだが、コロナ後の男女の出会いの場で定着していく可能性は高いと滝田氏はいう。

「部屋から人となりもある程度わかるので、初対面からいきなりリアルで会うより安心と感じる女性ユーザーは多いです。また、いきなりリアルで会って2~3時間のデートをするのに比べると1回15分からできるので、効率という意味でもビデオチャットはマッチングアプリ界隈でスタンダードになっていくと思っています」

1988年生まれ、道東出身。いろんな識者にお話を伺ったり、イベントにお邪魔するのが好き。SPA!やサイゾー、マイナビニュース、キャリコネニュースなどで執筆中。

Twitter:@tsuitachiii

いとうりょう

最終更新:2020/09/08 23:00
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