妻夫木聡、吉高由里子との強力タッグで『若者たち2014』のリベンジなるか? TBS『危険なビーナス』で6年ぶりの連ドラ主演へ
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妻夫木聡が10月期のTBS日曜劇場『危険なビーナス』で、2014年7月期『若者たち2014』(フジテレビ系)以来、6年ぶりに地上波連ドラで主演する。
ここ数年は映画に軸足を置き、今年は10月2日に公開予定の『浅田家!』など3作に出演するなど、すっかり“映画俳優”のイメージが定着していた妻夫木だけに、ドラマファンとしては、待ちに待った作品のようだ。
「妻夫木が主演した『若者たち』は、フジの55周年記念企画として制作され、瑛太(現・永山瑛太)、満島ひかり、広末涼子、橋本愛、長澤まさみ、蒼井優、吉岡秀隆といった、そうそうたるメンバーがワキを固めました。ところが、いかにも“昭和のドラマ”で、それがなかなか受け入れられなかったのか、作品としてはまったく評判になりませんでした。
そのことで当時、主演の妻夫木はメディアからひどくネタにされるハメに。もともと映画でのヒット作が多かった妻夫木は、それをきっかけに “ドラマ嫌い”になって、連ドラの仕事をさらに、避けるようになったとも言われています。『若者たち』以降、ドラマに出たのは、スペシャルドラマと視聴率が表に出ないWOWOWの連ドラのみです。今回TBSのオファーを受けたのは、『若者たち』のほとぼりも冷め、潤沢な予算と芸能行政にとらわれないキャスティングが可能な、日曜劇場だったからではないでしょうか」(テレビ誌記者)
『危険なビーナス』の原作は、東野圭吾氏の同名ミステリー小説で、脚本は現在放送中の『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジ系)、『グランメゾン東京』『メゾン・ド・ポリス』(ともに19年、TBS系)などを手掛けた黒岩勉氏が担当する。
主人公で独身獣医の手島伯朗(妻夫木)が、ある日突然“弟の妻”と名乗る謎の美女・矢神楓(吉高由里子)から弟・明人が失踪したと聞かされる。伯朗にとって明人は、母が名家「矢神家」の御曹司と再婚してから生まれた異父弟だ。母の死後、伯朗は矢神一族とは疎遠になっていた。矢神の血を引く明人は、総額30億円ともいわれる遺産の相続権をもつ。楓と、弟の行方を追ううちに、その遺産が絡んだ名家の争いに巻き込まれていくストーリー。
妻夫木にとって、強力な援軍となりそうなのが、ヒロイン(楓)を演じるのが吉高だということだ。吉高は14年前期のNHK連続テレビ小説『花子とアン』が大ヒットし、主役級女優にランクアップ。以後は、『東京タラレバ娘』『正義のセ』(共に日本テレビ系)、『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)、『知らなくていいコト』(日テレ系)と4作連続で連ドラの主演を務めてきた。
「『東京タラレバ娘』は視聴率2ケタ台に乗せたものの、『東京タラレバ娘』以降の3作は、いずれも9%台で、ヒットとは言えませんでした。しかし、特に『わたし、定時で~』などは作品としての評価が高い。ここで1度、“主演”の荷を降ろして、ヒロインを演じてみることで、流れも変わるんじゃないですかね。ここ最近、“主役”で売ってきた事務所も、主演が妻夫木ならヒロインでもOKということでしょう」(スポーツ紙記者)
妻夫木は『危険なビーナス』で、『若者たち』のリベンジを果たすことができるか? “名作”を残して、売り上げもともなえばベストなのだろうが・・・・・・。
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