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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『アンサング~』救世主は成田凌!?

『アンサング・シンデレラ』低視聴率の救世主は成田凌か!?

『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』公式サイトより

 有終の美を飾るための救世主になりそうだ。

 現在放送中の、石原さとみの主演ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)。9月3日に第8話が放送されたが、平均視聴率は9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と2桁台に届かず。残すところあと2回の放送となった『アンサング・シンデレラ』だが、ラストに向けて視聴率を盛り返すことはできるのだろうか。

 初回放送からリアリティのなさが賛否を呼んでいる『アンサング・シンデレラ』。忙しい調剤室の仕事を放り投げて担当患者の世話をしたり、患者のインスタグラムを通して私生活を探ったりと、現役薬剤師でも驚いてしまうような展開に呆れている視聴者も少なくない。また物語だけでなく、役者の演技にも厳しい声が。主人公を演じる石原の演技は「わざとらしい」と評され、石原の次に出番が多いであろう西野七瀬の演技は「単調」「あな番と同じ」と指摘する声が上がっている。

 そんな『アンサング・シンデレラ』の流れを一瞬だけ変えたのが、第3話にメインで登場した若手実力派俳優・成田凌の存在だ。成田が演じるのはドラッグストアで働く薬局薬剤師・小野塚綾。もっと患者としっかり向き合ってほしいと頼む主人公・葵みどりに対し、「そっちの理想押し付けんな」と怒りをあらわにし、その迫力ある演技や現実的でリアルな彼の心情に注目が集まった。また、第3話には実力派として知られる浅利陽介がゲスト出演していたことも相まって、「ここにきて凄い回が生まれたな」「成田凌と浅利陽介が存在感を見せた結果別ドラマのような仕上がりに……」「理想と現実をしっかりと描けているいいドラマ」などと大きな反響を呼んだ。

 その後しばらくは各回数分ずつ出演していた成田だったが、最終回に向けて、本格的な出演が期待できそうだ。今週放送される第9話では、みどりの上司・瀬野章吾(田中圭)が重篤な病気を患っていることが判明する。瀬野は萬津総合病院唯一の救急認定薬剤だが、病によって薬剤師の仕事を続けることが難しくなってしまう可能性もある。一方で、成田演じる小野塚は、第3話でのみどりとの言い合いをきっかけに、学生時代に志していた救急認定薬剤師の勉強を進めていた。もしかすると、瀬野の穴埋めとして抜擢されるのは彼なのかもしれない。

 視聴率が低迷していた『アンサング・シンデレラ』だが、これまでの評判を見る限り、成田の本格的出演は高視聴率の一助となりそうだ。ラストスパート、彼はどんな活躍を見せてくれるのだろうか。

■番組情報
木曜ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』
フジテレビ系/毎週木曜22:00~
出演:石原さとみ、田中圭、西野七瀬、真矢ミキ、成田凌、 桜井ユキ、井之脇海、
金澤美穂、迫田孝也、池田鉄洋、でんでん ほか
原作:荒井ママレ
脚本:黒岩勉
演出:田中亮、相沢秀幸
音楽:信澤宣明
プロデュース:野田悠介
制作著作:フジテレビ第一制作室
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/unsung/

早乙女りこ(ライター)

東京生まれ神奈川育ちのフリーライター。映画・ドラマはジャンル問わず幅広く鑑賞しており、物語の展開を予想したり、役者の演技を複数作品で見比べたりすることが趣味。

さおとめりこ

最終更新:2020/09/07 18:14
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