菅官房長官に教育業界も熱視線? 初の法政大学出身首相が誕生でMARCHの勢力図に変化か
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安倍晋三首相の辞任に伴って行われる自民党総裁選は、菅義偉官房長官が複数の派閥の推薦を固め、圧倒的有利な情勢に。法政大学出身初の総理が誕生しそうだ。
8月28日に安倍首相が突如辞任を発表し、にわかに騒がしくなってきた永田町界隈。菅官房長官のほか、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長らが自民党総裁を争う構えだが、関係者の間では「もう決まり」という見方が大勢を占めている。
「菅氏は国会議員票の7割を集めており、仮に地方票が残りの2人のどちらかに集中しても逆転は不可能。国会議員のセンセイたちの興味は新内閣です。閣僚名簿に入れるかどうか、そのためにはどう立ち回るべきなのか、必死に頭を捻っているはずですよ」(週刊誌政治記者)
官房長官として安倍政権を支え、巷では“令和おじさん”とも呼ばれる菅氏は現在71歳。世襲でない自民党議員の首相就任は、海部俊樹氏以来、およそ30年ぶりで、法政大学出身では初となる。法政大学出身の40代男性はいう。
「法政は『MARCH』(明治、青山学院、立教、中央、法政)の一角ですが、“MARCHの中ではビリ”とバカにされ、悔しい思いをしてきました。けれども、MARCH出身の首相は久々で(村山富一氏が明治)、立教・青学・中央出身の首相はいないようですから、彼らに言い返すネタができてうれしいです」(40代男性)
大学受験業界には「早慶上」「日東駒専」など、いくつものグループがあるが、近年とりわけ競争が激しいのがMARCH。大学受験事情を30年近く追い続けているフリーのジャーナリストは言う。
「MARCHの志願者が急増している理由の1つは、大学の定員が厳格になり、最難関クラスの大学が更に難化したこと。これまで東大+早慶までしか受けなかったレベルの学生が、滑り止めでMARCHまで受ける例が増えています。もう1つは、受験生の経済的な問題。不景気で浪人は問題外。受験料を減らすため、記念受験さえ許されずに最初から志望校を落とす超安全志向の学生が多くなっており、MARCHが狙い目になっています。
特に好調なのは法政です。2014年に同学史上初となる女性総長の田中優子氏が総長に就任して、女性受験者が急増。2科目で併願受験ができる制度や、英検などで基準を満たせば1科目で受験できる方式を採用したこともあり、志願者数は10万人を超えています」(ジャーナリスト)
こうなると菅氏の首相就任は、法政にとってさらなる追い風に。MARCHの勢力図にも変化が生まれそうだ。
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