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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『おはよう朝日です』放送枠拡大

『おはよう朝日です』放送枠拡大で、関西のテレビ業界にも忍び寄る「東京」の影

『おはよう朝日です』(ABCテレビ公式サイトより)

 大阪・ABCテレビの朝の老舗情報番組『おはよう朝日です』が、10月5日から午前5時スタートに前倒しされることが1日、発表された。

 これまでは『おはようコールABC』を午前5時から放送しており、前番組を吸収合併する形だが、実質的には予算上の措置としての「番組削減」による『おは朝』の放送枠拡大になるという。また、10月からは午前5時から6時30分までを1部として、川添佳穂アナウンサーがメインMCを務めるという。

 番組42年の歴史において、女性MCは史上初となる。スポーツ芸能デスクは「宮根誠司さんを輩出した関西の人気番組ですが、近年は裏番組にかなり押されており苦戦していた。弱点は早朝に突発的なニュースが起きた際、その都度テレビ朝日の『グッド!モーニング』を臨時でネットしなければならなかったこと。関西ローカルの話題やニュースには強いのですが、新型コロナウイルス感染拡大や地震、大雨など自然災害などが多い中で、柔軟に対応できなくなってきたことも大きい」と明かす。

 現在、平日朝帯で全編関西ローカルの情報番組を編成しているのは同局だけ。

「『ZIP!』の一部時間帯に関西ローカルのパートを放送している読売テレビもありますが、やはり“おは朝”ブランドは強い。だけど、今度はそれが足かせになりつつある。今年に入り、予算削減でABCが番組を減らすという話はずっと出ていたが、ようやく表面化した形。次は『グッド!モーニング』を一部時間帯でレギュラーで放送して予算を削減するしかない」(同)と、瀬戸際の状況だ。

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最終更新:2020/09/04 10:30
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