【再掲】下ネタ大好きでも不潔なネタは嫌い…キングオブコント最下位でもオファー殺到の『空気階段』による“コントの作り方”
#インタビュー #お笑い芸人 #空気階段 #お笑いの日
もぐらの元相方は42歳だった
――空気階段を結成する前、養成所ではコントをやってました?
水川 はい、コントでした。僕はデデという、ボケとかあまり決まってないようなコンビで。大阪NSCと対抗戦をやったらギリ出してくれるぐらいのレベルでした。演者としての技量は足りなくても、台本の部分は同期の中ではよかったと思います。といっても、養成所レベルの話ですけど。
鈴木 僕は42歳ぐらいのおじさんと組んでコントやってました。マージナルマンというコンビで。
――それは奇抜な人と組めば目立つという考えで?
鈴木 いや、最初は年上だと知らなかったんですよ。看護師やりながらNSCに通っている方で。見た目は僕と同じぐらいに見えるんです。
水川 いや、おじさんのほうが若く見えたな。
鈴木 ネタは僕が書いてました。クラスでいうと上から2番目で、1番上のクラスには行けなかったですね。
――組んで初めて作ったコント覚えてます?
鈴木 初めて作ったのは……たぶん2時間サスペンスを1分で見せるみたいなコントやりましたね。そのときは20組ぐらいが出番1分でバーッと出るライブだったんで。
水川 スベったと思います。緊張して、あんまり覚えてないんですよ。
――デビュー当時、作家の山田ナビスコさんに「ヒゲを剃って漫才しろ」と言われたと聞いたんですけど。
鈴木 1年目ですかね。「なんでコントやってるのにヒゲ生えてんだ?」と言われました。
水川 「大喜利大喜利しすぎて、頭でっかちのヤツが書いたコントだ。それなら漫才やったほうがいい」と。悔しかったんでヒゲ剃らずにコントやってたら、そのうち認めてくれるようになって。
――振り返ると、頭でっかちなコントでした?
水川 そのころはキャラクターを入れることや、演じることに重きを置いてなかった気がしますね。面白い台本あれば面白くなるみたいな。
鈴木 そう考えると、確かにヒゲあってもなくても一緒のコントだったかもしれない。その時の俺らにはヒゲが早かったんです。
――もぐらさん、ヒゲあって太っていて個性が強いじゃないですか。組むとき、かたまりさんはコント作りにくくなると考えませんでした?
水川 それはなかったですね。ヒゲがあるとないで、説得力が違うんですよ。普通の太った人が言うことより、太ってヒゲ生えた人が言うことのほうが、本当のように聞こえてくるんで。
――つけヒゲではダメ?
水川 ダメなんです!
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