石原さとみ主演『アンサング・シンデレラ』不評なのは原作と○○が違うから?
#石原さとみ #田中圭 #西野七瀬 #アンサング・シンデレラ
石原さとみの主演ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)の視聴率が低迷している。毎回ゲストとして多くの実力派俳優を迎え入れているにもかかわらず、視聴率が2ケタ台を記録したのは第1話と第4話のみ。近年主演ドラマの視聴率が低迷していた石原にとっては、苦しい結果に違いない。
原作となった漫画が医療従事者からも好評だっただけに、放送前から大きな期待が懸かっていた『アンサング・シンデレラ』。加えて田中圭や西野七瀬、成田陵といった旬の俳優を取り揃えているのに、なぜ数字がパッとしないのだろうか。その一因として、原作漫画とのある“違い”が挙げられている。
視聴率低迷の一因、それは、主人公・葵みどりの“年齢”である。原作の『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』(荒井ママレ著)では薬剤師2年目という設定だったが、ドラマでは主演の石原に合わせてキャリア8年目の中堅薬剤師に変更。6年制の薬学部をストレートで卒業したとすると、現在32歳のみどり。これまで酸いも甘いも噛み分けてきたはずなのに、いまだに理想を語り、正義を振りかざす姿が現実的でないのだ。
社会に出て2年足らずの薬剤師が、純粋さ故の強い正義感を持って患者と向き合い、くすんだ大人たちをハッとさせる物語なら納得がいく。実際に、原作のみどりには新人ならではの愛嬌があり、それが芯の強いキャラクターとよくマッチしている。自分のやり方と周囲の意見が食い違い、ウブなままで悩み葛藤する姿は、読者としても思わず応援したくなるのだ。
しかし、ドラマのみどりはキャリアを積んだからこそ「私が正しい」と思っていることが、セリフや言い方からそれとなく伝わってくる。8年も務めていればそうなってしまうのは自然なことだが、そのピリッとした空気感が、みどりのひたむきなキャラクターとちぐはぐになっている印象だ。
ネットでは「アンサングシンデレラ原作は好きだけどドラマだと妙にイライラする」「原作の葵はわりと猪突猛進って感じで愛嬌もあってめちゃ可愛いよ」「原作の葵みどりは空回りすることもあるけどドラマみたいにイライラしないから、やっぱり脚本と演出のせいなんだな」などと、原作とドラマの違いを指摘する意見が数多く上がっている。
石原の年齢に合わせたとはいえ、6年もキャリアを引き上げるのは少々無理があったようだ。残り3回となった『アンサング・シンデレラ』。石原は有終の美を飾ることはできるのだろうか。
■番組情報
木曜ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』
フジテレビ系/毎週木曜22:00~
出演:石原さとみ、田中圭、西野七瀬、真矢ミキ、成田凌、 桜井ユキ、井之脇海、
金澤美穂、迫田孝也、池田鉄洋、でんでん ほか
原作:荒井ママレ
脚本:黒岩勉
演出:田中亮、相沢秀幸
音楽:信澤宣明
プロデュース:野田悠介
制作著作:フジテレビ第一制作室
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/unsung/
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