阪神タイガース、不可解すぎる交換トレードは「実績稼ぎ」か
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またも「実績稼ぎ」と揶揄されそうだ。プロ野球、オリックス・バファローズの小林慶祐投手と阪神タイガースの飯田優也投手による交換トレードが28日に両球団から発表された。
シーズンが折り返しに差し掛かった時期でのトレードには納得できるが、本当に両球団の弱点を補えるものとなるのか。
29日午後には先に小林が会見。「どんな形、場面であっても全力プレーでチームの勝利に貢献できたら」などと抱負を語った。背番号は56に決まったという。オリックスからFAで移籍、今年7月に一般人女性との不倫劇が週刊誌に報じられチーム内で“四面楚歌状態”が続いている西勇輝投手からも歓迎の連絡があったというが、これに疑問を投げかけるのはさるプロ野球OBで「どうもしっくりこないんだよね」と首をかしげている。
「小林も飯田も中継ぎ投手としてプレーしており、ともにくすぶっていたのはよくわかる。環境を変えればブレークすることだってあるし、そこは本人たちも必死に頑張ってくれると思う。だけど、本当に“戦力強化”としてトレードするなら巨人のようにやらなきゃいけないでしょ」(同)
ウィーラー、高梨はともに2軍でくすぶっている中でトレードで獲得したが、その後の活躍はご承知の通りで完全に「1軍戦力」として機能している。
「阪神で今、補強しないといけないのは二遊間をしっかり守れる野手。糸原がケガで戦線離脱しているなかで北條、植田、木浪ではラチがあかず、矢野燿大監督はとうとう去年ドラフト2位で入った小幡竜平内野手を先日昇格させたほど。ただ、1軍未経験で全般的にレベルが低い小幡には荷が重いでしょうね。本気でチームを勝たせるなら困っているところに人材を入れないといけないが、それをやらない。去年もシーズン中盤の7月に石崎剛投手とロッテにいた高野圭佑投手の交換トレードを実施したが、全く1軍戦力になっていない。編成担当者はどこで仕事をしているんでしょうね」(同)
勝てるチーム作りができない理由は人を入れ替えたという「実績作り」だけで実を伴っていないフロントの責任も大いにある。これでは現場を預かる矢野監督も災難だろう。
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