『半沢直樹』裏切り者は誰!? 再び共闘か土下座か…どちらでも“オイシイ”大和田

　俳優の堺雅人が主演を務める日曜劇場『半沢直樹』（TBS系）の第6話（8月23日放送）の平均視聴率は24.3％（ビデオリサーチ調べ、関東地区／以下同）を記録。第2シリーズも堺が演じる東京中央銀行のバンカー・半沢直樹が大和田（香川照之）など様々な敵を相手に“倍返し”をする反逆劇が人気を博している。

　第6話では金融庁検査局主任査察官の黒崎（片岡愛之助）によって、かつて東京中央銀行が作成した帝国航空再建案の書類に不正があった過去が暴かれた。業務改善命令を受けた東京中央銀行の中野渡頭取（北大路欣也）が金融庁長官に頭を下げる事態に。半沢は「これは俺の責任だ」と、この状況を深く受け止めている様子。しかし、「やられたらやりかえす」がモットーの半沢は、自らの手で東京中央銀行内にいる裏切り者を暴き出そうとする。

　半沢に牙を向いているのは、銀行内の裏切り者だけではない。実は、この裏切り者と、国土交通省の白井亜希子（江口のりこ）が手を組んで、東京中央銀行が業務改善命令を受けるように仕向けていたのだ。白井に銀行内の情報を流したのは、半沢とともに帝国航空の再建を行っていた紀本（段田安則）なのか、それとも前作からの宿敵・大和田なのだろいうか。

　紀本が裏切り者である場合、第4話のように、大和田と半沢の共闘がみられる可能性は十分あり得るだろう。また、大和田が裏切り者であった場合、再び半沢が大和田に倍返しを果たし、大和田の“土下座”が見られるかもしれない。どちらの展開になっても『半沢直樹』ファンが盛り上がることは間違いないだろう。

　前作の最終回平均視聴率が42.2％という驚異的な数字を叩き出しているだけに、第7話からクライマックスに向けた盛り上がりが視聴率にどのような影響を及ぼすか見ものだ。

　半沢の倍返しターゲットとなる裏切り者は明らかになるのか、8月30日21時から放送される『半沢直樹』第7話から目が離せない。

■番組情報
日曜劇場『半沢直樹』
TBS系にて、 毎週日曜21:00～放送
出演：堺雅人、上戸彩、及川光博、片岡愛之助、賀来賢人、尾上松也、筒井道隆、石黒 賢、児嶋一哉、宮野真守、段田安則、井川 遥、香川照之、柄本明、北大路欣也、ほか
原作：池井戸潤
脚本：丑尾健太郎ほか
演出：福澤克雄、田中健太、松木彩
プロデュース： 伊與田英徳、川嶋龍太郎、青山貴洋
制作著作：TBS
公式サイト：https://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/

東海林かな（ドラマライター）

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな