水溜りボンドが地上波冠番組決定! YouTuberのテレビ進出は異端か、新たなスタンダードになるか?
#YouTuber #YouTube #水溜りボンド
ついに、YouTuberが地上波で冠番組を持つ時代がやって来た――。
YouTuberの水溜りボンド(カンタ、トミー)初冠番組『水溜りボンドの〇〇行くってよ』が、10月3日夜22時よりテレビ神奈川で放送されることが発表された。カンタとトミーが神奈川県内を中心とした街を歩く街ブラ番組という。水溜りボンドといえば、カンタが池田エライザとの熱愛を報じられたばかり。人気モデルと浮名を流した直後に、新番組の発表があったことで、「時代はYouTuberか……」と隔世の感を禁じ得なかった人は多いに違いない。
とはいえ、水溜りボンドの地上波進出には賛否両論ある。Twitterではファンの祝福ツイートが多数寄せられている一方、ヤフコメでは「こんな事してたらテレビ業界が終わるし、ユーチューバーも終わる」「芸人さん、タレントさんがYouTubeに参戦するのとYouTuberがテレビに出るのは何か違うというか。。」「この二人はラジオが限界だと思う。実際に聞いてみると、二人のらしさが全く出せてなかった。」など、懐疑的な声がほとんど。彼らのファンとそれ以外の人とでは、温度差があるようだ。
ここ数年、ヒカキンが『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に出演したり、フィッシャーズが『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に登場したりと、人気YouTuberのテレビ進出は珍しい事象ではなくなっている。しかし、この流れに異を唱えるYouTuberも存在する。
“時給日本一のYouTuber”を自称する、仮面と鼠色のパーカーがトレードマークのラファエルもその一人。ラファエルは、2019年10月9日に投稿されたオリエンタルラジオ・中田敦彦との対談動画で、YouTuberのテレビ進出について「テレビの得には全くならないと思う」と私見を述べた。ラファエルの理屈は、YouTuberのファンは「スマホ視聴」を基本としているため、仮に好きなYouTuberが出演したとしてもテレビを見ないのではないか、というものだった。
今年4月1日に公開された「YouTuberのテレビ進出について物申す【ラファエル】」と題した動画でも、ラファエルは、自分を含めたテレビに出演するYouTuberに対して「全然喋れてない。その辺の地下アイドルがテレビに出て必死に爪跡を残そうとしているのと同じような空気感になってる。『で、なんなん?こいつ』みたいな」と言い放ち、最終的には「YouTuberごときがテレビ出るな! お前ら滑ってるぞ!」とバッサリ斬り捨てていた。
遡れば、モノ申す系YouTuberのシバターも2017年2月20日に公開した動画で、「YouTuberは芸人になれなかった人や、俳優になれなかった人など、“何かになれなかった人”ばかり。YouTuberで金になる芸を持っている人はほとんどいないと思う」と言い切り、「有名になったからといって、自分が有名人だと勘違いしているYouTuber。そして、そのYouTuberを集めて、『この人たちはすごい人なんですよ』と(世間を)勘違いさせて、タレントやアイドルにしようとしている某大手事務所、クッソサブくて大嫌いです」と吐き捨てていた。
シバターの言う「某大手事務所」が、水溜りボンドの所属事務所「UUUM」かどうかはわからない。いずれにせよ、テレビ出演はしてもしばしば“空気”となりがちなYouTuber。水溜りボンドの冠番組が、純粋なテレビ視聴者から受け入れられるのか、注目していきたい。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事