「#朝鮮女子」北朝鮮カルチャーをポップに発信する日本人美女軍団の秘密集会に潜入!
#北朝鮮
「謎が多いからこそ行ってみたい」
酒も進み熱い北朝鮮トークで盛り上がり宴もたけなわとなったころ、Rozecoさんから参加者に#朝鮮女子のオリジナルグッズがプレゼントされた。ピンバッジやポストカード、カレンダーといったオリジナルグッズは北朝鮮からのお土産ではなく日本で作ったものだろう。けれども、渋谷のど真ん中に出現したミニ北朝鮮とでもいうべき空間で同じ時を過ごしたからなのか、手にしたグッズからは平壌の香りがするような気がした。
北朝鮮——。日本でこれほどまでに悪いイメージを持たれている国はないだろう。隣国でありながら政治体制が異なり、安全保障でも対立しているのだから、むしろ当然だ。けれど、#朝鮮女子の3人や参加者には、そういう政治的フィルターがないのだ。「謎が多いからこそ行ってみたい」という純粋な興味を感じているようだった。
Rozecoさんによれば、日本からの北朝鮮旅行は「ジェイエス・エンタープライズ」(東京都)という北朝鮮旅行専門代理店を使うのが一般的で、「ツアー内容にもよりますが、参加者数名までは20~30万円、10名以上だと13万円ほどで行けることもある」という。
ジェイエス・エンタープライズのHPを見て、これまた驚いた。キービジュアルこそわかりやすい北朝鮮制服女子の写真だが、プラグインされている動画は何とサーフィンだ。ショルダーの張ったいい波が立ち、ロングボーダーがターンを繰り返している。この北朝鮮の守備範囲の広さが熱狂的なトラベラーを生み出している理由のような気がしてきた。
「日本では『冬のソナタ』が火付け役となって韓国ブームが起こり、今日へと続いていますが、私はそれよりも前からK-POPが好きで周囲に韓国文化の魅力を話してたんです。でも、当時は誰からも共感してもらえませんでした。今は『ほら、私の言った通り』とほくそ笑んでいます」(K氏)
いまや韓国は日本人女性にとって憧れの国だ。韓国ドラマ『愛の不時着』がNetflix人気1位になり、「NiziU」のようにアイドルを目指す少女は韓国に行く。韓国人になりたいオルチャンなんていう10代女子が出てくるなんて、30年前には誰も考えつかなかった。
#朝鮮女子はイベントに先立ち、Amazonで「朝鮮女子旅 楽しくPOPな朝鮮旅行」(Kindle版)を上梓した。政治は政治で横に置いて、カルチャーは楽しめばいい。そんな彼女たちが北朝鮮カルチャーをPOPに発信していくことで、「週末ピョンヤン旅」が実現する日が近づくだろう。女子の突破力をあなどってはいけない。
取材協力:#朝鮮女子
『#朝鮮女子公式サイト』https://dprkgirl.themedia.jp
(イベントやオンラインイベント、本やグッズ販売、最新のお知らせ、YOUTUBE、INSTAGRAMなどの情報も!今後芸能事務所sに移行、ファンクラブも!詳細は公式サイトにて!)ご意見・ご感想などはコチラ raunbyol@yahoo.co.jp
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