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日刊サイゾー トップ > 社会  > 警察官が考える新型コロナ「感染リスク環境」

新型コロナ、警察官が考える「特に感染リスクに注意を払うべき勤務環境」とは?  飲酒運転チェックも危険性

勾留中の河井克行・安里議員夫妻は今……?

 衣服の消毒に対しても細かな規定が設けられている。それは以下のようになっている。

・感染の疑いが払拭できない対象者(物)と直接または近距離で接触した場合であって、感染症防護服を着装しないで体液や血液、飛沫等を浴びた場合などは制服その他の被服を熱水(80℃で10分)により消毒した上で洗濯をする。
・この場合、クリーニング業者に洗濯を委託する際は、熱水消毒を施し、その旨を業者に伝えた上で依頼しなければならない。
・感染の疑いが払拭できない職員や被留置者が使用した枕カバー、布団カバー、シーツ等の寝具については、本部主管課に確認した上で消毒等の処置を行う。

 もちろん、これだけ厳しく規定しているのだから、施設・車両・物品の消毒に関しても、1日2回以上の消毒などが決められている。

 一方で警察特有の「留置者」の感染防止策は、以下のようになっている。

・新規に留置される被留置者については、必ず手指を消毒させるとともに、マスクを着用させ、可能な限り単独収容にするなどして、当分の間は、健康観察を行う。また、発熱等の体調不良を訴える被留置者については、医療機関において診療を施して、PCR検査、抗原検査、レントゲン検査、CT検査等の必要性を確認するとともに、必ず単独収容とする。
・被留置者については、全員を対象に1日1回以上の検温を行うとともに、出入場時に必ず手指消毒を行う。体調不良を訴える被留置者への対応は、新規の被留置者と同様とする。
・被留置者を釈放するときは体調を確認し、健康状態を改めて確認するとともに、当該被留置者が何らかの体調不良を訴える場合には、医療機関の受診の勧奨、保健所への連絡、嘱託医への相談等を行う。

 非常に手厚い措置と思える一方で、気になるのは、もし留置者が新型コロナに感染していた場合にはどのような措置が取られるのかだ。そして、公職選挙法違反に問われ、東京拘置所の河井克行・安里議員夫妻もマスクをして勾留され、1日1回以上の検温を行っているのだろうか。

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