開幕9連勝のジャイアンツ・菅野「短縮シーズンで20勝」の現実味
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少しでも自分を高く売るために、無理をするタイミングなのかもしれない。
新型コロナウイルス騒動により、およそ3カ月遅れでスタートした2020年のプロ野球で、飛び抜けた成績を残しているのが巨人の菅野智之だ。開幕戦は2失点、2戦目のヤクルト戦では5失点と、今ひとつだったものの、7月に投げた4試合では、自責点はわずか1。8月25日のヤクルト戦で開幕9連勝を達成し、偉大なる先輩・斎藤雅樹の記録を抜いた。
「昨年11勝に終わった菅野は、オフに大胆な投球フォームの改造に挑戦し、それがどう影響するか注目されていました。しかも改造を手がけたのはコーチやOBではなく、スポーツアカデミーの主宰者。失敗すれば猛批判に晒されるのは必至でしたが、体重移動がスムーズになって、変化球がキレるようになった上、制球も安定しており、危なげない投球が続いています」(週刊誌のプロ野球担当記者)
エース菅野の活躍により、巨人は現在首位を独走。今シーズンは120試合という短縮スケジュールだが、菅野は54試合目で9勝を上げており、2013年の田中将大(当時・楽天)以来の20勝の期待さえ生まれてきた。
「今シーズンの菅野は1度だけ中5日で登板していますが、基本的に先発は週1回。このペースだと、残りの登板回数は10回なので、全部勝っても20勝には届きません。ただ、甲子園、神宮、横浜での試合が30試合近く残っているので、雨天中止になる試合もあるはず。1試合でも中止になれば、スケジュール上ではもう1回登板の機会は出てきます」(同上)
かなり厳しい条件付きではあるが、数字上は20勝の可能性は残されているということだ。20勝をあげることは、ほかならぬ菅野のためでもある。フリーの野球ライターはいう。
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