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過去10年で歴代2位の募金額!『24時間テレビ』キャッスレス募金成功で“ジャニーズガチャ”導入の可能性も

過去10年で歴代2位の募金額!『24時間テレビ』キャッスレス募金成功でジャニーズガチャ導入の可能性もの画像1
番組公式サイトより

 8月22~23日に放送された日本テレビ系『24時間テレビ43 愛は地球を救う』は、平均視聴率15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)というまずまずの数字を記録。募金額は番組終了の時点で5億5200万5762円で、これは番組終了時点の額としては過去10年間で2番目に多いものだったという。

 新型コロナウイルス感染防止のため、今年は無観客での放送となり、毎年恒例の会場での募金活動も行われず。基本的に“キャッシュレス募金”という形で、オンライン経由で実施された。

「例年は、出演するジャニーズタレント目当てに来たファンに募金してもらうという流れがあったのですが、今年はそれができなかった。でも、その代わりに出演したジャニーズタレントの動画などのコンテンツを募金者へのお礼をとして配布したんです」(テレビ局関係者)

 今回の『24時間テレビ』では、キャッシュレス募金をした視聴者に対する特典として、『ありがとう動画』を配信。メインパーソナリティーのジャニーズタレントのほか、さまざまな出演者がお礼をする動画が見られるのだという。

「内容的には大した動画ではないのですが、コアなジャニーズファンにしてみれば、うれしい特典でしょう。ここでしか見られない“限定感”にも価値があると思います。この動画が目的で、募金をしたジャニーズファンも少なくないようで、募金と呼ぶよりも“コンテンツ課金”なのではないかとも言われています」(同)

 さらに、番組放送にあわせて『お家で動く!触れ合える!? 24時間テレビ スマホARアプリ』というアプリも配信。メインパーソナリティーのジャニーズタレントのAR動画を楽しめるというもので、1コンテンツあたり税込250円で販売。収益はチャリティーにあてられるという。

「このARアプリの売上額は不明ですが、そんなに元手もかからない動画コンテンツに250円を課金するのですから、かなり“ボロい商売”と言える。お金を用意する必要もなく、スマホひとつで募金もできるし、ハードルも低い。『24時間テレビ』サイドとしては、かなりオイシイ集金手段となったでしょう」(同)

 そのほか、24時間テレビ公式のLINEスタンプも販売するなど、とにかくデジタルコンテンツを絡めたチャリティー活動が多かった、今年の『24時間テレビ』。今後この傾向はより一層強くなりそうだ。

「コロナ後の新しい生活様式を考慮すると、来年以降も無観客放送となる可能性もあります。そうなると、いかにしてキャッシュレス募金を集めるかという知恵が必要になってくる。そこで強い力を発揮するのが、やはりジャニーズタレントでしょう。ちょっと悪どい方法ですが、例えば特典としてもらえる動画を複数用意し、“ガチャ”のような形でランダム配布すれば、ジャニーズファンに何度も募金をさせることもできるはず。また、動画やARアプリなら次元を超えることも可能なので、日テレのキラーコンテンツ『名探偵コナン』のキャラクターを採用すれば、もっと募金を集められそう。“ガチャ募金”と揶揄されようと、結果的にきちんとチャリティーになるのならば問題ないと思います」(同)

 小銭をためて募金するという時代は、過去のものとなりつつある。『24時間テレビ』の募金活動も、新たなフェイズに突入したようだ。

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最終更新:2020/08/26 18:00
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