『24時間テレビ』“地味メン”パーソナリティーでも視聴率は及第点! ジャニーズ史上最低視聴率は意外なあのグループ
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22日から23日にかけて放送された日本テレビ夏の風物詩『24時間テレビ』。今年はコロナ禍ということもあり、番組放送に賛否が噴出。SNSを中心に不要論も盛んに叫ばれていたが、蓋を開ければ平均視聴率15.5%と、及第点はクリアしたようだ。
「番組歴代19位ということで、特別良かったわけではないんですが、とにかく今年は視聴者からの反発の声が多かったため、視聴率も一層厳しくなるだろうと言われていました。それでも15%は超えましたし、番組関係者も『思ったより取れた』と言ってましたね(笑)。夜中のパートは生放送でなく収録で済ませたし、出演者も例年より圧倒的に少なかったため、コスパはよかったかも」(日本テレビ関係者)
さらに放送前にはメインパーソナリティーの「地味さ」も話題だった。当初は嵐やKing & Princeの平野紫耀が候補に挙げられていたものの、イメージ最悪の今年の放送に「敗戦処理班」として送り込まれたのは、V6の井ノ原快彦を筆頭に、NEWS・増田貴久、Kis-My-Ft2・北山宏光、ジャニーズWEST・重岡大毅、King&Prince・岸優太といった、いわばグループ内の2~3番手ばかりを揃えたメンツだった。
しかし、これもまた奏功したのではないかと放送作家は語る。
「たしかに華やかさには欠けるメンツでしたけど、今年の24時間テレビにはむしろ地味なくらいでちょうどよかったのかも。毒っ気もなく、特別な出来損ないもいなかったため、番組も非常に円滑に進んでましたよね。特にやっぱり井ノ原さんの好感度の高さが番組全体を救っていた感じがした。個人的には、井ノ原さんと最年少の岸さんが20歳の年の差がある中でタッグを組んだところに、ジャニーズの層の厚さを感じました。ただ、来年以降は日テレもまたド派手にやりたいでしょうから、この地味なメンバーはこれっきりかも(笑)」
そんな「過去最高に地味メン」だった今年のパーソナリティーだが、実は彼ら以上に数字を取れなかったパーソナリティーが過去には存在するという。
歴代の視聴率を見ると、1991年放送の第14回が最低平均視聴率6.6%を記録。この時の総合司会は渡辺徹、森口博子、徳光和夫、福留功男。パーソナリティーには宮沢りえ、西田ひかる、畠田理恵といった当時の人気女性アイドルが集結していた。
「この最低視聴率をきっかけに、番組はテコ入れをはかり、かなりバラエティ番組要素が増えたんですよね。その証拠に翌年の第15回のパーソナリティーにはダウンタウンを起用。平均視聴率も17.2%と飛躍的にアップしました。これに味を占めた日テレは、それ以来、旬のタレントを積極的に起用し、同時に芸人を大量投入するようになります。ジャニーズがパーソナリティーを初めて務めたのは、第18回(95年)のSMAPから。以降からは、ジャニーズタレントばかりになっていきました」(日本テレビ関係者)
ではジャニーズがパーソナリティーを務めるようになってから、最低視聴率を叩き出したのは誰なのだろうか?
「これが意外なんですけど、実は嵐なんですよ。04年の第27回で嵐がパーソナリティーを務め、サポートに東山紀之が参加しましたが、結果は11.7%。これはジャニーズパーソナリティー史上最悪の数字です。というのも、当時の嵐はまだくすぶってる途中で、売れっ子とは言い難かった。それなのにジャニーズのゴリ押しで嵐をねじ込まれて、案の定撃沈した形です。しかし、05年に松本潤がドラマ『花より男子』(TBS系)で大ブレイク。勢いに乗った嵐を再度起用した08年第31回では18.6%という高い数字を出しました。最近で良くなかったのは、第41回(18年)のSexyZoneで15.2%。SexyZoneも嵐同様、起用が早すぎたのかも」(同)
ちなみに過去最高の平均視聴率を獲得したのは第28回(05年)の草なぎ剛・香取慎吾がパーソナリティーを務めた回で19.0%を記録。やはりSMAPの求心力は高いようだ。
すっかりジャニーズ御用番組になった『24時間テレビ』だが、果たして来年は誰がパーソナリティーを務めるのだろうか。嵐やSMAPのような高視聴率を獲得できるスターの登場が待たれるだろう。
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