ダウンタウン松本が山P疑惑をちゃんと批判! 爆笑問題はジャニーズ忖度で大甘擁護
#松本人志 #亀梨和也 #山下智久 #爆笑問題 #テリー伊藤 #淫行
俳優の山下智久(35)とKAT-TUNの亀梨和也(34)が未成年と飲酒していたことが発覚。2人が所属するジャニーズ事務所が山下の「一定期間の活動自粛」と亀梨の「厳重注意」という処分を発表した。そして週末の23日、爆笑問題がMCを務めるTBS『サンデージャポン』(日曜午前9時54分)とダウンタウンの松本人志(56)がレギュラーコメンテーターを務めるフジテレビ『ワイドナショー』(日曜午前10時)という大物芸人が司会を務める2大日曜ワイドショーが、この件について取り上げた。
この件はたんに2人が未成年と飲酒していたというだけでなく、山下が未成年とホテルに8時間滞在した件も報じられているのだが、ホテルの件に関しては事務所のコメントでは一切触れられていない。さらに、ニュースやワイドショーでほとんど報道されていないこともあって「ジャニーズに対するテレビ局の忖度では?」と批判されている。
サンデージャポンでも“未成年者が年齢を偽っていたこと”にフォーカスしてこの問題について大きく取り上げた。
MCの爆笑問題太田光(55)は、「今の女子高生って言ったって大人っぽいもんね」とコメント。爆笑問題田中裕二(55)は「それこそニコルン、みちょぱだって10代の頃から我々当然知ってますもんね、当時年齢知らなくって20歳って言われたらまったく(分からない)。みちょぱなんて俺、25だと思ってた」と、この日ゲスト出演していたモデルの藤田ニコル(22)と池田ゆき(21)を引き合いにだしてコメント。爆笑問題の2人ともに、山下亀梨を擁護する形となった。
さらに、リモート出演していたテレビプロデューサーのテリー伊藤は、「芸能人って基本的に、ここに入って来るのってモテたいとかお金儲けをしたいってことじゃないですか。その2つが叶う訳だから、こういうことってハニートラップってあるよね」とこの件を『ハニートラップ』と表現。あろうことか、未成年者に非があることを強調した。
この日の『サンジャポ』では、山下の未成年者とホテルに滞在した問題については、取材した記者の「ジャニーズ事務所がお持ち帰り疑惑があったことを暗に認めた」。スタジオに来ていたジャニーズに詳しい放送作家の「処分の差が出たのは、お持ち帰り疑惑報道があるからだと思う」というコメントのみ。ただし、これらについて爆笑問題や出演者が言及することはなかった。
一方ワイドナショーでは、忖度があるのかないのかについて、話が盛り上がった。
芸能リポーターの駒井千佳子がこの件を解説したのだが、MCの東野幸治(53)が「未成年女性とホテルで8時間過ごしたということですよね?」と問いかけると「ただ、これは、あの、」としどろもどろに。すかさず東野に「なんか切れが悪いですよ」とツッコまれた。
東野は「いろんなワイドショーを見てると、山下さんと未成年女性がホテルに8時間いたことを置いといて、未成年のお酒飲んだとこばっかり言ってるから、いろんなコメンテーターも口もごもごさ言わせて、コメンテーター泣かせなニュースやなあと思う」と、山下の未成年とのホテル滞在に言及しないことを、きっぱりと追及。
ゲストコメンテータの作家乙武洋匡(44)は「奇しくも今週、小出恵介さんが日本での活動を再開されるということを発表されて、もし山下さんの報道されている件が事実だとするなら『こんな処分で良いの?』と思いますし、違うなら違うで『もっとはっきり否定した方が良いんじゃないの?』とも思うし、事務所の発表は一切そこは触れてなかったので、『え? そんなあいまいに一番大事なとこぼかしちゃって良いの?』っていうのは、すごいモヤモヤしましたね」と2017年に未成年女性と飲酒、淫行騒動で無期限謹慎処分後に所属事務所を退所していた小出恵介を引き合いにだして、ジャニーズ事務所の対応を批判するコメントをした。
さらに、「報道する側テレビも気持ち悪い」と続け「この週刊誌の報道あったの前の週じゃないですか? その時はテレビ一切扱わないでしょ? で、事務所が正式に処分してから一斉に報道し出すじゃないですか、なんで先週やらないの? っていうのは、木下さんの時のタピオカ騒動の時も思いましたけど。強い事務所の時はそうやって忖度するんだなって、視聴者にもちょっと感づかれちゃってる感ありますよね?」と元タレントの木下優樹菜(32)が姉の勤務するタピオカ店とトラブルになったことを、事務所が木下の活動自粛を発表するまで報道しなかったことを上げ、事務所によって忖度の差があるとメディア側を批判した。
レギュラーコメンテーターの松本は「論点は女子高校生とそういうことがあったのかっていうことですよね? そこをはっきりしてくれないからみんなモヤモヤしてしまう。たださっきの小出さんと違うのは、高校生のほうからそういう行為があったってことは一切言ってないので事件にはならない。このままこの話はうやむやになっていくんですよ。これでいいのかと思うけど、たぶんモヤモヤしたまま」と小出の時と違い被害を女性側が訴えていなので、この件はこのまま終わるだろうと自分の見解を話し、「ただ山Pは俺のモヤモヤタレントリストに入っちゃうよね」としこりが残ったことを冗談まじりにコメントした。
さらに松本は、他の人のコメント中に思ったことがあったのか「やっぱり、みんなちょっと優しいんですよ。これは否めないと思います、ジャニーズさんにはみんなちょっと優しいよ」とジャーニーズ贔屓があるとした。
松本は「これ吉本の芸人、それこそ極楽の山Pの時ひどかった」と2006年に未成年女性と飲酒、性的暴行で所属事務所を解雇されている極楽とんぼの山本圭壱(52)を、山下のあだ名と掛け笑いを取った。「ただ、女性が(被害を)言っている、言っていないっていうのは大きい」としたが、同じ山Pでも全然扱いが違うと主張した。
その後、「駒井さんにお伺いしたいんですが、さっきめちゃくちゃ歯切れが悪かったんですが、自事務所から言われたりするんです? あんまりやめてねみたいな」と忖度について乙武が駒井に質問。「やめてねっというよりは、えーとね、うーん」とまだまだ歯切れの悪く、最終的に「テレビ局の方が忖度してると思いますけど」とテレビ局に押し付けるコメントを残した。
一方、東野が「フジテレビの見解は?」と降られたフジテレビアナウンサーの山﨑夕貴(33)は「みなさん忖度あるっておっしゃいましたけど、私ちょうどこのニュースでとくダネで自分でプレゼンしていたんですけど、たとえばこのことは言わないで欲しいとか、そういうことは一切本当になかったんですよ。みなさんが言うほどたぶん(忖度はない)」とした。
『サンジャポ』はほかの多くのワイドショーと同じような報道となったが、『ワイドナ』ではきっちりと踏み込んで、忖度があるのかないのかの議論がなされていた。
テレビ局の、大手事務所に対する“忖度”については、すでに視聴者側には周知の事実となっているが今後、テレビ局の在り方は変わるのだろうか?
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事