山下智久＆KAT-TUN亀梨和也、ジャニーズが処分発表も“矛盾だらけ”で深まる疑念

　ジャニーズ事務所は17日、所属タレントで歌手で俳優の山下智久と人気グループ・KAT-TUNの亀梨和也について、山下が一定期間の芸能活動自粛をすることと亀梨へ厳重注意を行ったことを発表した。

　山下は7月下旬に亀梨を含む男性および2人の女子高生モデルを交えた女性3人と都内で飲酒を伴う食事会をしていたことを8月7日に「文春オンライン」が報道。さらに、山下に関しては食事会に参加した女性のうちの1人の17歳の女子高生モデルと都内の高級ホテルに宿泊したこともあわせて報じられていた。

「ジャニーズ事務所への忖度からか各局の情報番組やスポーツ紙などがこの報道をスルーする中、インターネット上では山下の動向に注目が集まっていましたが、今回ようやく事務所からの処分が下った格好です」とは民放テレビ局の情報番組スタッフ。

　もっとも、その処分の中身については疑問の声も多い。

　同事務所は「皆様が新型コロナウイルス感染予防対策に努め、自粛の伴う生活を送られている中、このような報道がなされることとなり、誠に申し訳ございません」と謝罪。

　その一方で、「両名が当該飲食店に知人男性と来店した際、この度の報道において未成年とされている方が店内に居合わせたことから、当該飲食店による年齢確認において成人である旨の説明が事前になされた上で紹介されることとなり、さらに両名からもこの紹介された方に対して年齢確認を行っていたことが確認されました。そのため、その方が未成年であるという認識はなく、また、 特段飲酒の有無も把握はしておりませんでした」や「店内に居合わせた方が積極的に年齢を偽っていたことが挙げられるのではないかと認識しております」など、山下と亀梨が同席した女性の中に未成年がいることを認識していなかったと説明。

　そのうえで、「本件におきましては、店内で飲食を共にするに至った方の年齢についてなど、両名ともに払うべき注意を完全に怠っていたとまでは言い切れないものの、前述のような社会情勢におきまして今回のような事態を招いたことにより、皆様にご心配やご迷惑をお掛けしていることは事実でございますので本件の経緯等を踏まえ、両名の意向も確認した上で、山下につきましては、一定期間芸能活動を自粛することとし、亀梨は、厳重注意の上、書面による反省を促してまいります」としているが……。

　インターネット上では、「処分が甘すぎる!」「あきらかに山口達也と対応が違う」「仕事の話も出るだろうし、未成年だと分かっていたはず」などの厳しい声が噴出している。

　芸能ジャーナリストの竹上光氏もこう語る。

「そもそも今回のジャニーズ事務所の処分は未成年との飲酒を対象にしたもので、山下さんによる未成年女性とのホテル宿泊については一切スルーされているのが甚だ疑問です。それでいて、酒席をともにした山下さんと亀梨さんの処分の度合いに差があるのも矛盾していますよね。山下さんの方により重い処分を下している時点で、飲食以外にも問題点があったということを事務所サイドも半ば認めているわけで、何とも腑に落ちません。処分の期間を定めず“一定期間”としているのも、『ほとぼりが冷めるまで……』といった計算が見え隠れしますよね」

　同事務所にとっては苦渋の決断だったのかもしれないが、矛盾点はアリアリだ。

「今年いっぱいで『嵐』が活動を休止し、来年3月末でのTOKIOの長瀬智也さんの退所も明らかになっている中、山下さんは事務所にとっても貴重な戦力ですからね。何とか穏便に済ませたいという思いがあるんでしょうけど、今回の処分はかえってファンや他の所属タレントの事務所への不信感を募らせることになりかねません」（竹上氏）

　事務所にとっては苦渋の決断なのかもしれないが、今回の矛盾だらけの処分は騒動の鎮火どころかますます火に油を注ぐ結果になりそうである。

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