東野幸治、独自スポンサー獲得でYouTubeラジオ収益化! インディペンデントで大成功の快挙
#吉本興業 #東野幸治 #YouTube
人気芸人のYouTube進出が当たり前となっている昨今。多くの芸人たちが、ネタ動画や企画動画などをアップしている中、ひときわ異彩を放っているのが、東野幸治の公式YouTubeチャンネル『東野幸治の幻ラジオ』だ。
今年2月にスタートした同チャンネルは、東野幸治が自宅リビングで収録した20分程度のトークを週2回のペースで配信するというもの。画面には“東野幸治の幻ラジオ”のロゴと配信回数のみが表示。そう、YouTubeにもかかわらず動画ではなく、音声コンテンツなのだ。
そもそも、実際に始まる予定だったという東野幸治のレギュラーラジオ番組企画が、スポンサーが付かないという理由で立ち消えとなり、その代わりにこの『東野幸治の幻ラジオ』がスタートしたという経緯で立ち上がったという。それゆえ、所属する吉本興業のスタッフは関与しておらず、収録された音声の編集、動画のアップ作業、チャンネルの管理などは、“娘D”と呼ばれる東野の長女が担当している。
「チャンネル登録数は約半年で13万人程度と、そこまで多くはないですが、業界内のリスナーが多いことで知られています。そういう意味では、とても影響力があるチャンネルです」(お笑い事務所関係者)
この『東野幸治の幻ラジオ』だが、いわゆる広告はついておらず、動画を再生するだけでは収益化ができていないものと思われる。
「チャンネル管理者である娘Dの意向で、通常の広告はつけず、独自にスポンサーを獲得することで収益化しているようですね」(同)
8月16日までに59回配信されているが、そのうち26回分にスポンサーがつき、さらに今後も4回分のスポンサーがすでに決まっている。
「番組の冒頭で東野さんが、スポンサーに関する簡単な告知をする程度で、ほかのYouTuberのようなタイアップ企画はまったくない。すごくシンプルで、リスナーにも誠実なやり方だと思います。そもそも、家族で作っているしリビングで収録するだけなので、制作費もほとんどかかっていないでしょう。だからちょっとでもスポンサーが付けば、それだけで収支はプラスになるわけです。すでに20回以上もスポンサーが付いてますから、十分な利益を得ていると思います」(ネットメディア関係者)
さらに、『東野幸治の幻ラジオ』のオリジナルTシャツも制作され、こちらはすぐに完売となった。
「グッズのほうは人手が少ないこともあり、手間がかかる部分もあったようですが、完売ということでこちらも大成功。これを受けて、グッズ第2弾を求める声も高まっています」(同)
頑張って凝った動画を作っても、まったく再生回数が伸びずに困っている芸人も多い中、東野幸治は逆の方向性で成功しているというわけだ。
「もちろん東野さんのトークの面白さがあってこその結果ですが、芸人のYouTubeチャンネルとしては、喋り1本でいくこうした形が理想的なのかもしれないですね。娘Dさんには、商才を感じずにはいられません」(同)
東野幸治の良さを最大限に引き出すのは、吉本でもテレビ局でもなく、肉親なのかもしれない。
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