『半沢直樹』堺雅人がパワーアップ!? フリー素材レベルに汎用性の高いセリフが視聴者のツボに
#堺雅人 #半沢直樹
8月16日、俳優の堺雅人が主演を務める日曜劇場『半沢直樹』(TBS系)の第5話が放送され、平均視聴率は25.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。主人公・半沢直樹(堺)が大和田(香川照之)と共闘し、東京中央銀行内の宿敵・伊佐山(市川猿之助)に見事「倍返し」を果たした幕を下ろした第4話。第5話からは、東京中央銀行に復帰した半沢が、新たる敵・国家権力を相手に奮闘していく。
半沢は東京中央銀行に復帰後、さっそく経営破綻寸前の帝国航空の再建を任される。しかし、国土交通大臣・白井亜希子(江口のりこ)は、再建チーム「帝国航空再生タスクフォース」を立ち上げ、銀行に7割の帝国航空債権を放棄させる政府の方針を宣言したのだ。
東京中央銀行としても500億の債権放棄を迫れることになるが、それをなんとしても拒否したい半沢は、バンカー独自の視点で帝国航空に足を運び、現場の声を反映した再建案の草案をまとめ上げる。だが、半沢の作った再建案のうち、社員に不利益な部分だけが記載された情報がメールで社員に漏れてしまった。自身の計画を邪魔する不穏分子を探したい半沢による犯人への「倍返し」が始まる。
第5話でポイントとなったのが、半沢をはじめとする登場人物の、我々が日常生活でも使えそうな汎用性の高いセリフ。改ざんした再建案を社員に漏らした帝国航空・財務担当役員の永田宏に対し半沢は、「まるで赤ん坊ですね、あなたおいくつですか?」「あなたからは腐った肉の臭いがする」「近づくな!それ以上近づかないでいただきたい」など、痛烈な言葉を言い放つ。
これに対しネットでは「どっかで使えそう」「半沢直樹、煽り画像が多すぎる」「オカンと妹がゲラゲラ笑いながら早速これの真似してる」「このセリフと似たようなことを過去の人生で何度か言ったことある気がする」など、さまざまな声が上がった。また、半沢の「近づくな」に対し「ソーシャルディスタンスを保とうとする半沢さん」といったツッコミも寄せられた。
一見ただの悪口にも受け取られてしまうセリフを、顔芸と迫力のある演技で、視聴者が真似したくなるシーンに変えてしまう堺の演技力はさすがである。一方で、第4話まで登場し、顔芸で大人気を呼んだ伊佐山が見られなくなっただけに、新キャラたちに少し物足りなさを感じた視聴者も少なくないだろう。だが、帝国航空の背後に蠢く国家権力との戦いは始まったばかり。今後さらにパワーアップする半沢に期待したい。
■番組情報
日曜劇場『半沢直樹』
TBS系にて、 毎週日曜21:00~放送
出演:堺雅人、上戸彩、及川光博、片岡愛之助、賀来賢人、今田美桜、池田成志、山崎銀之丞、角田晃広、戸次重幸、益岡徹、井上芳雄、南野陽子、尾上松也、井川 遥、古田新太、市川猿之助、香川照之、柄本明、北大路欣也、ほか
原作:池井戸潤
脚本:丑尾健太郎ほか
演出:福澤克雄、田中健太、松木彩
プロデュース: 伊與田英徳、川嶋龍太郎、青山貴洋
制作著作:TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/
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