日テレ『24時間テレビ』が放送ギリギリなのに大混乱! ムチャな人員削減で疲弊する現場スタッフ、“放送事故”を心配する声も
#日本テレビ #24時間テレビ #新型コロナウイルス
8月22(土)、23日(日)の放送が迫る『24時間テレビ』(日本テレビ系)。今年は新型コロナウイルスの影響で異例づくしだ。メイン会場の両国国技館は無観客を実地。さらに、16日放送の『行列のできる法律相談所』(同)では、毎年恒例のチャリティーマラソンの代わりに、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子を中心に結成した“チームQ”が、チャリティー企画「募金ラン」に取り組むことが発表された。
しかし、コロナ禍での『24時間テレビ』の強行開催には、視聴者からはもちろん、現場のスタッフからも否定的な意見が相次いでいるという。
「社員も外注スタッフもお盆休み返上で働かされています。というのも、今年の『24時間テレビ』はコロナによる収入減のため、スタッフの数を大幅に減らしているんです。準備も放送日ギリギリまでかかるようで、現場では『本当に放送できるのか』なんて心配する声も上がっているほどですよ」(民放関係者)
コロナの影響で、制作にも深刻な遅れが出ているという。
「上層部からは、社員はもちろんのこと、外注スタッフ、出演者、地方局のスタッフ含め、『24時間テレビ』に関わるすべての人間からコロナの罹患者を出すなという厳命が現場に通達されています。
毎年多くの時間を割いている各地からの生中継ですが、地方局には徹底したコロナ対策を求められているものの、人手も時間も足りず体制が整っていないので、現場は混乱をきたしています。出演者同士のソーシャルディスタンスを守るなど、画面に映る部分では対策を徹底しているように見せることができても、裏では必ず“密”になる場面が生じますから、正直どうしようもない状況です」(地方局関係者)
当然、人員削減の影響は本丸の日テレにも波及している。
「途中にドラマなどの収録VTRを差し込むとはいえ、これだけの長時間を生放送でつなげ続けるには、相当な技術とスタッフ間の連携が重要になります。例年ならば、入念なリハーサルを重ねて本番に臨むのですが、今年に限っては大幅な制作の遅れのせいで時間がなく、ぶっつけ本番に近いスタイルで強行することになる。放送事故を心配する声も多く上がっています」(前出の民放関係者)
各方面からも厳しい目が向けられているようだ。
「放送事業を所管する総務省も、今年の『24時間テレビ』の放送には否定的だと聞きます。非公式ながら、日テレサイドには、スタッフの動向や、現場でどんな感染対策を講じたかなどを細かに報告させているようです。
もちろん、いくら対策をしたところでコロナに感染する可能性は誰にでもありますし、感染者を責めるような風潮があってはなりません。ですが、こんな厳戒態勢の中でもしコロナの罹患者を出してしまったら、来年以降の『24時間テレビ』の放送も怪しくなるでしょうね」(同)
さらに日テレを悩ませているのが、芸能界で猛威を振るう感染拡大の第2波だ。13日には、ジャニーズ事務所のHey! Say! JUMP・伊野尾慧の感染が発表された。
「ジャニーズタレントが感染したことを受けて、今回のパーソナリティを務める井ノ原快彦(V6)、増田貴久(NEWS)、北山宏光(Kis-My-Ft2)、重岡大毅(ジャニーズWEST)、岸優太(King & Prince)をはじめ、出演するジャニーズタレント全員がPCR検査を受けたそうです。結果は全員陰性だったようですが、念には念を入れて、放送の直前にも再度PCR検査を受けさせる予定だとか」(同)
こうまでして、なぜ日テレは今年の放送を押し切らなければならなかったのか。
「社長派閥の暴走だと社内では噂になっています。現社長の小杉善信氏は、1978年の放送開始以来、一時は視聴率の低迷していた『24時間テレビ』を復活させて名を挙げた人物です。40年以上も続いてきた『24時間テレビ』の歴史を自分の代で途切れさせるという決断が出来ず、結果として現場の大混乱を招いてしまった。例年以上に世間の注目を集めたことで、各週刊誌が日テレや『24時間テレビ』の舞台裏を暴こうと動いていますから、何らかのスクープを掴んで温存している可能性もあります」(週刊誌記者)
今年の『24時間テレビ』は、ある意味で例年以上に注目されそうだ。
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