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Tuesday Morning Reviews #14

発売2日で100万個を突破した新ヒット! ローソンのスナックパイ「グーボ」具がゴロゴロで激ウマ~

発売2日で100万個を突破した新ヒット! ローソンのスナックパイ「グーボ」具がゴロゴロで激ウマ~の画像1
セブンのブリトーに対抗?

 1年間に5000品超の新商品が並んでいる日本のコンビニエンスストア。本コラムでは、流通アナリスト・渡辺広明氏と主夫リーマン・テキパキオ氏が火曜朝に発売されるコンビニ新商品を独断と偏見でチェックし、そのポテンシャルを予測する。

テキパキオ(以下パキオ):まだまだ暑いんですが、今週からセブン-イレブンで中華まんが始まりました。

渡辺広明(以下渡辺):お盆になったら中華まんが始まるのは毎年恒例なんだけどね。ツイッターでは「早すぎる」「どうせ売れない」といったオーナーさんたちのネガティブな投稿が目立っている気がします。

パキオ:中華まんは変わり種が登場したタイミングで食べるとして、今日はローソンのスナックパイ「GU-BO(グーボ)」の新商品をチェックしてみましょう。

渡辺:これ、今年3月に発売して、発売2日で販売数100万個を突破したほど、女性に人気なんだって。

パキオ:「そんなヒット商品あったかな?」という印象なんですが、7月末時点で累計1000万個を販売したそうです。ただ今回、新発売された「照り焼きチキンマヨ味」だけでなく「ベーコンポテト味」「明太チーズ味」の全3種を買い集めてみたら、僕があまりグーボを見かけていなかった理由に気づきました。

渡辺:どういうことだったの?

パキオ:グーボがカウンターのフードケースに並んでいるのって、夕方までの店舗が多いんです。もちろん深夜ならフードケースが空っぽで、「からあげクン」も何もないということはありますが、会社から帰宅する時間帯だと「からあげクン」は残っていてもグーボは見つかりませんでした。

渡辺:なるほど。廃棄までの詳しい時間はわからないけど、おやつ事情から予想すれば11時と16時くらいに揚げてるはず。からあげクンは売れ筋なので夕方に作ったものが売れたら追加で揚げるけど、グーボは16時に「売り切れ御免」にしている場合が多いのかもしれない。本当の売れ筋になるかどうかは追加で揚げるかどうかがわかれ道となるけど、 僕が店長でも夜にズラリと並べない気がする。

パキオ:そうですね、具材をパイ生地で包んでサクッと揚げた商品ですから、ほとんどマクドナルドのホットアップルパイに近いと思います。

渡辺:今はマクドナルドのベーコンポテトパイがレギュラーメニューじゃなくなっているから、甘くないパイとしてはグーボしかないとも言えるね。っていうか「ベーコンポテト味」はマクドナルドと同じだった。

パキオ:それでも一応大きさとか比較したほうがいいかなと思って、ホットアップルパイも買ってきましたよ。まず大きさなんですが、グーボのほうが一回り小さいです。具材はゴロゴロ入っているんですが、グーボ(税込み130円)の値段が30円高いのはちょっと不満ですね。マックのホットアップルパイは税込み100円ですから。

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左がグーボで右がマ○クのホットアップルパイ。

渡辺:パイ生地はグーボのほうが厚いけど、サクサク感が強いね。「照り焼きチキンマヨ」はちょっと辛くない?

パキオ:え、ホントですか。わりと子どもが大好きな味だなと思いました。ピザでも照り焼きチキンって若い人に人気ですからね。

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お子様に大人気に!?

渡辺:僕の味覚がおかしいだけかも。「明太チーズ味」もちょっと辛い。

パキオ:僕は、辛くないですけどね。「照り焼きチキンマヨ」と「明太チーズ味」というラインナップを食べながら僕が思い出したのが、セブンのブリトーです。大定番は「ブリトーハム&チーズ」(税込み235円)ですが、過去には明太もちチーズとか照り焼き系も発売していました。

渡辺:ブリトーといえば、セブンが誇る超ロングセラー商品だね。ファミマは「ピザサンド」、ローソンは「トルティーヤ」という近い商品を出しているけど、正直言って十分に対抗できているとは言いがたい。チルド商品のブリトーとカウンターで売ってるグーボを簡単に比較することはできないけど、ローソンが「ブリトーのような定番を欲している」という見方は鋭い気がする。

パキオ:どちらもワンハンドで食べられるというスマホ時代のニーズを抑えているんですよね。ただ実際にワンハンドで食べやすいのは、パイがしっかり支えているグーボのほう。ブリトーはレンチンすると大体熱々で両手で食べることになります。

渡辺:それは〝ブリトーあるある〟だね。 いずれにしても、グーボがどれだけ市民権を得られるかは今後の展開次第かな。定番の味が2つに期間限定が1つというラインナップは悪くないと思うけど。

パキオ:のんべえが買えるように帰宅時間帯にも陳列してほしい!

渡辺:油で揚げるだけとはいえ、揚げるのも労力がかかりますからね。今後に注目しましょう。

【今日のまとめ】

・グーボを買いたいなら昼間のローソンに行こう
・グーボは20~40代の女性に人気がある
・ワンハンドスナックはこれからも増えていく

渡辺広明(流通ジャーナリスト)

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浜松市出身。2児の父。マーケティングアナリスト、日本唯一の流通アナリスト、コンビニ評論家、流通ジャーナリスト、約730品の商品開発に携わるマーケター、元コンビニバイヤー、元コンビニ店長、現コンビニアルバイター、「浜松市やらまいか大使」(観光大使)など、さまざまな顔を持つ。フジテレビ『Live Newsα』レギュラーコメンテーター『ホンマでっか⁉TV』レギュラー評論家として活躍する他、スポーツ紙「東京スポーツ」に連載を持ち、ニュース・ワイドショー・新聞・週刊誌・ラジオなどのコメント・講演会・アドバイザリー・顧問業などでも幅広く活動中。趣味は「ドラゴンズ熱烈応援」「時折フルマラソン」「発展途上国の教育支援(ガーナ・ラオス)」。著書に『コンビニが日本から消えたなら』(KKベストセラーズ)

わたなべひろあき

テキパキオ(ライター)

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都内に住む30代サラリーマン。小学生のとき、母親の手伝いで料理に目覚め、兄の夜食を作るようになる。大学時代にはカジュアルイタリアンの厨房でアルバイト。就職後は自炊することがなかったが、3年前にアーティストとして働く妻と結婚して家事全般を担当。猛スピードで掃除洗濯をこなす様子から妻に「テキパキオ」と名付けられる。PB食品の食べ比べがスーパーの売り場徘徊が趣味。蛇口とシンクを磨くのが好きで、行きつけの飲み屋の閉店作業に加わりがち。

Twitter:@@tekipakio

てきぱきお

最終更新:2020/08/16 13:00
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