千鳥・大悟「カッコいいから吸ってるだけ」 究極の“愛煙家論”に感服、DJ松永もJT松永に!?
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上岡龍太郎ばりに初タバコをくゆらせるアルピー平子
ここから、授業は「カッコいい」の定義へ突入していった。実は、ノブも以前は喫煙者だった。しかし思うところがあり、禁煙してタバコを卒業したという。
ノブ 「タバコを吸うとしんどいねん、喉とか。体力が削られるやん。免疫力というか」
大悟 「ああ、いいこと言ったな、ノブは。『しんどい』ってカッコええからな?」
大悟は自身がタバコを吸い始めるきっかけとなった、ある原体験を紹介した。これこそ、彼が定義する“カッコよさの究極”である。それは、長渕剛主演のドラマ『とんぼ』(TBS系)で長渕演じるヤクザの若頭・小川英二が刺され、這いつくばりながら物凄い顔でタバコを吸った最終回のラストシーンだ。
大悟 「このシーン、ご存知ですか(笑)?」
平子 「人間の負けの全てが詰まってる」
大悟 「そうです、そうです。(略)平子君に憧れのスモーカーはいる?」
平子 「高校のときに見たドラマ『若者のすべて』(フジテレビ系)の最終話で、萩原聖人さんと木村拓哉さんが刺されて、その上で2人でタバコの火を分け合って吸うシーンなんですよ。やっぱり、刺されると吸うんですよ」
大悟 「刺されたら吸うの!」
言うまでもなく、刺されたらしんどい。でも、そんな傷を負った男の姿に大悟や平子は憧れた。しんどいはカッコいい、即ち、タバコはカッコいいという方程式が成り立つということ。これが大悟の持論である。
今回の「吸いまくり先生」は、意外とロジカルな内容だったと思う。熱弁をふるった大悟は精根尽き果てたに違いない。講義を終えた大悟は喫煙所へ直行し、タバコへの憧れが沸点に達した生徒らも大悟の後を着いて喫煙所に向かった。平子は大悟が愛煙するアメリカンスピリットをもらいタバコし、その先にジッポで火を点けた。彼にとって人生初の1本だ。思わず、元喫煙者のノブが心配する。
ノブ 「これを機に始めないほうがいいよ、真由美さん(平子夫人)に怒られるよ」
平子 「いやあ、わからない。1発いっちゃったら飲み込まれる可能性があるから」
大悟 「まあ、最初は肺に入れなくていいんですけどね」
喫煙者のタバコを吸うモチベーションが「カッコいいから」ならば、確かに肺に入れなくたっていい。仕草や雰囲気がセクシーになるなら、その時点で目的は達成しているのだ。そして、平子は見事に目的を達成した。1本目からサマになっていたのだ。持ち方や咥え方など、仕草がいちいちカッコいい。口から煙を吐いた平子は、そこで一言。
平子 「もう……雨止んだ?」
大悟 「そういう言葉が自然に出ちゃうのよ」
ノブ 「ダサいわ(笑)」
タバコの煙を過剰にモクモクさせる平子。煙が染みないよう、目を細めて遠くに視線をやっている。見るからにカッコつけているが、人から注目を浴びる芸人の生き方としては正しいだろう。何しろ、上岡龍太郎以来の伝統だ。
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