カップヌードル「謎肉」ゴリ押し商品3選! 冷凍炒飯に丼…いちばんマッチするのはどれだ!?
#カップ麺 #カップヌードル #日清食品 #謎肉 #カップ麺一行3昧
カップ麺最強のブランド「カップヌードル」の代名詞といえば、ダイス状の肉ミンチ、通称「謎肉」です。材料がわからずに正体不明な味と食感ということから、ネット等では非公式に「謎肉」と呼ばれていて、日清食品それを逆輸入して商品名に使用することで、謎肉の名は広く知れ渡ることになりました。
実はカップヌードルは一時期、この「謎肉」を廃し、もっと肉感の強い「コロ・チャー」へ変更していたのですが、逆に謎肉を惜しむファンの声が大きくなりました。その結果、謎肉は早々に復活を遂げ、現在では謎肉を前面に押し出した人気商品が多く登場しています。
そんな謎肉人気が続く中、日清食品は2017年、発売から約46年間ベールに包まれていた謎肉の原材料をついに公表しました。「肉だけの味ではないはず」と散々言われてきましたが、その正体は豚ミンチに大豆や野菜を混ぜたものということです。
今回は、そんな謎肉を“ゴリ押し”したカップヌードルの派生商品を3つご紹介します。
ついに謎肉が冷凍食品に! 「冷凍 日清カップヌードル 謎肉炒飯」
1つめの商品は、2020年に全国発売された「冷凍 日清カップヌードル 謎肉炒飯」(オープン価格)。今年3月に関東甲信越で先行発売され、あの謎肉が冷凍食品になったということで話題騒然。その後、6月の北海道・東北での発売を経て、8月からやっと全国で手に入るようになりました。
気になっていたけど近くで買えなかった人にとっては、半年近くも焦らされていたことになります。こんなことされてしまったら当然、ハードルも高くなってしまいますが……。
ただの謎肉を入れるのではなく、「焼謎肉」という、炒飯と一緒に炒めた謎肉が入っているとのこと。差別化を図ってきています。
味付けは胡椒を効かせた醤油味で、ほどほどに醤油が香り、ほどほどに胡椒が効いています。このほどほどな感じが、同じくほどほどなクオリティのカップヌードルの味に近い印象。チャーハンとラーメンというまったくの別物でありながら、味の再現性の高さにつながっていました。炒め風味が香ることで、きっちりチャーハンらしい味わいも感じられ、カップヌードルらしさとチャーハンらしさを両立しています。
この商品の超目玉である「焼謎肉」。確かに主役を張るのに十分な量が入っています。ただ、焼いたことで縮んでしまったのか粒がちょっと小さめで、カップヌードルに入っている謎肉とは見た目がだいぶ違います。食べてみると、味は確かにあの謎肉そのものなのですが、表面はちょっと固めで、独特な食感でした。
カップヌードルらしい味を冷凍チャーハンでしっかり再現し、味も上々。「謎肉炒飯」という商品名に見合う謎肉の量でした。ただ、「焼謎肉」ではなく、カップヌードルに入っているような謎肉らしさの追求も欲しいところでした。
すべてはここから始まった…年に一度の祭典「カップヌードル ビッグ 謎肉祭」
日清食品による謎肉の“ゴリ推し”が始まったのは、約4年前。2016年9月、通常のカップヌードルに謎肉を大量投入した「カップヌードル ビッグ 謎肉祭」が発売されました。以降、少しずつマイナーチェンジを繰り返しながら毎年9月に期間限定で発売されており、昨年で4回目の登場を果たしています。
発売1年目は、通常の10倍の謎肉が入っているという触れ込みで登場。2年目は、チリトマトヌードルに入っている鶏ミンチの「白い謎肉」が入り、ボリュームが増していました。3年目は謎肉と白い謎肉に、さらに「チリ謎肉」という新種が加わり、魏呉蜀の三国志状態に。
そして4作目となる2019年9月に発売された「謎肉祭」は、原点回帰でほぼ謎肉だけの
構成で登場。ただ、一粒ひと粒がかなり大きくなり、「カップヌードル史上最大量の謎肉」を謳っていました。
味はいつものカップヌードルと同じ胡椒を効かせた醤油風味ですが、いつもより醤油も胡椒も強めで、ハッキリした味になっています。そして、謎肉から溶け出す大量の肉汁によって、肉の旨味が強く感じられるスープになっているのも特徴的。
「カップヌードル史上最大量」を誇るだけあり、ものすごいボリュームで、食べても食べても謎肉がなくなりません。幸せな時間が続き過ぎて、逆に不安に襲われるかもしれません。
こんなに素晴らしすぎる商品なら年中食べたくなりますが、年に一度の“祭り”を逃してしまうと、また何ヶ月も待たされることになります。謎肉さんはホントよく焦らしてくれますね。今年9月の“祭り”にも期待大です。
元祖以上の謎肉フィーバー状態! 「カップヌードル謎肉丼」
3つめに紹介するのは、2019年11月25日に発売され、現在も発売中の「カップヌードル謎肉丼」(263円/税別)です。「カレーメシ」などと同じカップライス商品で、もともとは横浜の「カップヌードルミュージアム」限定で供されていたメニューを製品化したもの。
オンラインストア限定で2018年7月に発売されると即日完売、その後、店頭販売が始まる2018年12月まで待たされる状況になっていました。とにかく、ファンの飢餓感を煽ってくるのが謎肉さんのやり方のようです。
この謎肉の量と大きさは、先ほどの「謎肉祭」以上のスケール。この規模の“祭り”は、地域で催される盆踊り大会ではなく、東京ビッグサイトが会場になるレベルです。謎肉入りのごはんなのか、ごはん入りの謎肉なのか、悩み出したら寝られなくなりそう。
他社製品含め、カップライスは炊飯器などで炊くごはんに比べて水分が多く、雑炊のような形状をしていることが多いですが、この商品は大量の謎肉がうまく水分を吸ってくれるためか、炊き込みごはんのように水分少なめでバランスの取れた状態です。謎肉とカップライスの相性の良さが窺えました。
「謎肉」の不思議な魅力
いずれも劣らぬ大量謎肉のツワモノを紹介してきました。今さら言うと怒られるかもしれませんが、正直言って筆者は、謎肉シリーズよりもおいしいカップ麺の肉はいくらでもあると思っています。
ですが、昔から食べているがゆえの郷愁なのか、たまにあの正体不明な味がどうしても恋しくなるんですよね。そんなときには是非、ご賞味ください。
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