将棋の次は囲碁! 藤井聡太七段も顔負けの若き英才、その凄すぎる家柄に「まるで小説みたい」
#将棋 #囲碁 #藤井七段 #河北新報社
現在、将棋界の話題を独占しているのが、先日行われた棋聖戦でタイトル獲得最年少記録を更新した藤井聡太七段。最年少でのプロ入り、デビュー戦から29連勝など、日々“藤井伝説”は更新されている。
そんな中、「囲碁界の藤井七段」とも呼ぶべき若きスターが頭角を現している。現在行われている囲碁の「碁聖戦」の挑戦者である一力遼(いちりき・りょう)八段も、藤井七段に負けず劣らずの伝説街道を歩む人物だ。
一力八段は2010年に12歳でプロ入りし、囲碁のプロ棋士として活躍しながら2016年に早稲田大学に入学。在学中に何度もタイトル戦に登場した彼は勉学も両立させ、この春に大学を卒業したが、4月1日に発表された情報に囲碁ファンは驚かされた。
「一力八段は4月1日、東北地方を代表する新聞社の河北新報社に入社したことが発表されました。囲碁の棋士の中には、京都大学の医学部を卒業し、医師免許を持ちながらタイトルを獲得した棋士や、弁護士資格を持つ棋士などもいますが、一般的には中卒、高卒が当たり前。大学に進学し、留年もせずに卒業しただけでも異例なのに、一般企業に就職するのは極めて稀です。
しかし、これには“カラクリ”があって、一力八段は河北新報社の創業家一族の出身で、同社の現社長の一人息子なのです。一力一族は、新聞、テレビ、ラジオなどを束ねる“宮城のメディア王”で、彼はゆくゆくは会社を継ぐ人物というわけです」(週刊誌の囲碁将棋担当記者)
東北地方の名門企業の御曹司にして、囲碁でも類まれなる才能を発揮するとは、まるで映画や小説のような人生を歩む一力八段。現在、挑戦者として挑む碁聖戦ではすでに2連勝し、悲願の七大タイトル獲得まであと1勝に迫ったが、この碁聖戦についても不思議な縁がある。
「囲碁や将棋のタイトル戦は、新聞社が主催するものが大半ですが、一力八段が挑戦者として挑む碁聖戦は、彼が所属する河北新報社が主催社に名を連ねています。一力八段は社内では、東京支社編集局配属の記者という立場ですから、関係者はみな『碁聖戦の記事は、一力くんが自分で記事を書いて新聞に載せればいい』と話していますよ(笑)」(同上)
ちなみに碁聖戦の優勝賞金は800万円。いささか気が早い話だが、将来、会社を継いだ後もプロ棋士を続け、碁聖戦を制したら、「金を出す側」にも「受け取る側」にもなるということだ。“物語の主人公”のような一力八段がこの先どんな道を歩むのか、囲碁ファンならずとも楽しみだ。
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